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欲しい人がいなければ売れない、ということ

年末商戦を前にして発売された2つの新型携帯ゲームハード。PSP goとDSiLL。発売直後の売上げで、明暗がくっきりと分かれたようです。大きな差がついたその理由とは、いったい何なのでしょうか。

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DSiLLが売れてPSP goが売れなかった理由

DSiLLとPSPgoの図
同時期に登場した2つの新型携帯ゲームハードですが、発売直後に大きな差がでた模様です。
年末商戦を前にして発売された新型携帯ゲームハード2機種。PSP goとニンテンドーDSi LL(以下DSiLL)は、発売初週の売上げで、くっきり明暗が分かれたようです。PSP goは初週約3万台。対するDSiLLは、約10万台を販売。PSP goは日曜発売のため、集計期間は1日、DSiLLは土曜のため、集計期間が2日となりますが、それでもこの差は大きいところです。

どうしてこんなに大きな差がでたのでしょうか。細かく見ると色んな要素はあるのですが、1つ、とてもシンプルかつ大きな理由があります。それは、DSiLLは誰が買うのかはっきりしている商品で、PSP goは誰が買うのか分かりにくい商品であった、ということです。もう少し詳しくお話していきましょう。

DSiLLは、欲しい人も欲しくない人も、理由は大きいから

DSiLLの図
DSiLLはバリエーションの商品ですから、既存のDSiと比較して簡単に選べるというのは大切です。大きいDSが欲しいか、いらないか、という選択ですね。
DSiLLという商品は、ニンテンドーDS(以下DS)が欲しい人であればみんなが買うという商品ではありません。ニンテンドーDSi(以下DSi)のバリエーションであり、DSiとDSiLLのどちらがいいか、利用する人や場面によってユーザーが選べるという位置づけの商品です。

では、DSiLLが欲しい人は、どんな理由で欲しがるか。答えは簡単で、大きいからです。大きい画面でゲームがしたい、大きいタッチパネルを使ったらタッチペンの操作も楽にできそう。そういう理由でDSiLLは選ばれます。

一方、DSiLLを欲しくない人の理由はどうでしょう。これも答えは同じで、大きいからなんですね。大きいと持ち運びに不便だから。大きいと重たくて疲れそうだから。欲しくない人は、そういう理由で買わないということが考えられます。

【関連記事】
DSiLLは、据え置かないハード(AllAboutゲーム業界ニュース)

欲しい人の理由も欲しくない人の理由も明確で、それがDSiLLの特徴とピッタリ一致しているという点において、DSiLLは良い悪いの前に大変分かりやすい商品です。発売されてすぐ買ったおおよそ10万のお客さんは、大きいDSが欲しかった人ということになります。

次は、PSP goの欲しい理由と、欲しくない理由についても考えてみましょう。

更新日:2009年12月02日

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