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必ず実現できる!サブスリー育成講座開始

今シーズン、市民マラソンランナーの勲章ともいわれる「サブスリー」に挑戦して念願が叶わなかった人に、次のシーズンでぜひサブスリーランナーになっていただくための講座、再スタートです。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

自分はサブスリーが可能?

ランナーが急増していますが、走り始めて次第に走れる距離が伸び、マラソンを完走し、タイムも短縮されてくると「自分はいったいどのくらいまで走力が伸びるのだろうか、サブスリー(サブフォー)は可能だろうか」というような、疑問とも希望ともつかないような思いが湧いてくるものです。

サブスリーという言葉は、市民ランナーにとって一つの称号のような響きさえあります。タイムが順調に短縮されてきてフルマラソンを3時間15~20分で走れるようになると、サブスリーが射程に入ってくると思います。

しかし、ここから何度となく3時間の壁に跳ね返されるランナーの数多いことか。私の友人にも3時間00分台(3時間00分00秒ジャストという人もいました)で涙をのんだ記録を持つ人が何人もいます。

走る環境、条件に恵まれない市民ランナー

私もサブスリーを達成するまでに、何をしたら効果的、効率的なのか思いあぐねたひとりです。走り込んで練習量を増せば走力はアップするでしょうが、通勤時間片道1時間を超し、残業が当たり前のサラリーマン市民ランナーにとって、休日の少ない月に月間走行距離を300km以上に伸ばすのはなかなか至難です。

コーチやトレーナー、マネージャーがついていてくれるわけでもなく、昼食は外食しなければならないという生活環境では、十分に満足できる栄養を確保することも困難です。

おまけに、私の場合は運動部や体育会に所属した経験がなく、トレーニング方法はもちろん、筋トレやストレッチング方法についても未知でした。地元のランニングクラブに入ったものの、高校までの陸上部経験者がコーチ役という程度で、いまから考えると皆「マラソン」については無知といっていいレベルだったと思います。

その中にもサブスリーを達成したメンバーは数多くいました。みんな20~30歳代で「練習」が結果を出していたのだと思います。そのかわりに故障も多発していました。
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