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ゴルファーがパターを変更する理由(2ページ目)

トッププロからアベレージゴルファーまで、使用するパターをあれこれと変更してしまうのはゴルファーの性。しかし、あまり結果が伴わないのもまた事実。使用パターを変更するうえでの注意点を考えてみます。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

パターの特性を知ろう

石川遼プロの使用もあり、プロアマ問わず人気の高いL字マレット型パター。好きなプロが使っていることは、心理的に良い面も期待できる。(※写真はスコッティー・キャメロン ツアーパター)
我々、アマチュアゴルファーは、そのパターの性格というよりも、試打したときの結果(例 パターマットで良く入るなど)をもとに購入に至ることが少なくありません。

また、ツアープロが使用しているということや雑誌、口コミの評判で買ってしまうことが多く、パターの特性を意識することはあまりないように思います。

しかし、特性が異なるパターは方向性、距離感、操作性、打感、タイミング、すべて変わってきます。決して小さな変更ではありません。まずは変更したパターの特徴を理解することが大切。でなければ、いつまでも結果が悪くなるたびに、パターを変更する悪循環に陥ってしまいます。

使用するパターを変更するときに注意する性能面の特徴は、次のようなことが考えられます。

■長さ
比較的、ゴルファーが注意する部分です。自分で何インチと決めているゴルファーも多いでしょう

■ライ角
姿勢や手首の角度などパッティングのスタイルに影響

■ヘッド形状
流行の大型ヘッド形状は、ミスヒットに強く直進性が高いため、ショートパットに強い。操作はしにくい傾向。石川遼プロの小ぶりなL字マレットなどは、逆に操作性が高いが、フェースも開閉しやすく、ミスにはシビア

■フェース面
素材の硬さで打感や打音が変わってくる。インサートされた樹脂素材なども同様。距離感に大きく影響

■ロフト角
ボールの転がり、距離感に影響

■プル角
ヘッドに装着されたシャフトの傾き。フェース側に傾くと構えた時にハンドファースト気味になり、逆はヘッドファースト気味になる。ハンドファーストの度合いにも影響を与える。カタログに表記されることはないので、構えて判断するのが有効

そのほかにも、見た目や色のデザインも大切。そして、流行っていたりプロが使っているという要素もゴルファーにとって、プラスに働くこともあると思います。自身や安心感を得るという心理的な効果が期待できるからです。

パター選びは、ドライバーに比べると地味です。しかし、他のクラブに比べて、クラブの特性の差はむしろ大きく、個性は際立っています。そうした差が見極められるようになると、パッティングは向上し、パター選びにも熱が入ることでしょう。



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