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新サービス!ゴルフGPS距離測定の現在(3ページ目)

専用GPS端末を使った距離測定器、ショットナビポケットが2008年3月に発売。レーザー距離計との比較を加えながら、GPS距離測定の可能性について探ります。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

レーザー式距離測定器との比較

人気のレーザー距離計。傾度測定機能をもったものもある。
キャディさんのいないセルフプレーが増えてきた今、距離測定のニーズは大きくなっています。GPSを利用した距離測定のほかにも以前の記事で紹介したレーザー式距離測定器もこうしたニーズに応えるものです。両者の比較をしてみましょう。

まず、距離の精度ですが、GPSを用いたショットナビポケットが、3ヤード程度誤差が出るのに対し、レーザー式距離計は、誤差1ヤード以内。またショットナビポケットがグリーンエッジ、センター、ピン位置のみの距離測定にとどまるのに対して、レーザー距離計は自分自身の位置からハザードまでの距離や目印となる目標までの距離を自由に計測可能です。距離計測という点では、使い勝手も含めてレーザー距離計に軍配が上がりそう。

価格は、ショットナビポケットは29,800円(税込み)。レーザー距離計は機種によって値段が異なりますが、もっとも安価なモデルでも3万円を越えるケースが多く、大抵は3~5万円程度はかかります。レーザー距離計には、スロープ(傾斜)計測機能がついたより高性能のモデルもありますが、それらはさらに価格が高くなります。これはショットナビポケットのほうが優位といえます。

GPS端末を使ったゴルフナビゲーションサービスの大きな魅力であるレイアウト表示ですが、これは携帯電話やPDA(携帯情報端末)を用いたサービスでのみ利用でき、ショットナビポケットでは利用することは出来ません。しかし、ラウンド後のPCを用いた精度の高いラウンドデータ管理は魅力的です。

携帯電話やPDA(携帯情報端末)を用いたサービスでは、レーザー距離計でも測定できない任意の二点間の計測が可能。これは目標となるフェアウェイや花道の幅を計測したり、障害となる池やバンカーの幅を測るなどコース攻略に大きく貢献しそうです。

ショットナビポケットは、PDA(携帯情報端末)と組み合わせることで、高精度GPSのメリットを生かしながら上記の様なサービスを行うことも可能です。またデータ通信機能も内蔵されており、将来的にはGPSを使用した別のサービスも考えられます。

最新テクノロジーを駆使したこれらのサービス。ゴルフプレーに新しい楽しみを加えてくれそうな感じです。



<関連リンク>
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