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デジカメ使って写真が下手になる理由(2ページ目)

便利なデジカメ。気軽に使えるけど以前より写真が下手になったように感じていたりしませんか?デジカメを気軽に使い続けることの落とし穴を考えてみました。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

撮ってすぐ結果がわかるメリットデメリット


構図作り
撮ってすぐに画像が見られるデジカメは便利ですが、じっくり画像を作りこむことも大事。たまには構図作りなどに時間をかけるみては

デジカメの便利な点はなんといっても撮影した画像がすぐに液晶画面でチェックできること。これは革命的な機能と言ってもいいでしょう。

デジカメが普及する以前のフィルムカメラでは、撮影して現像するまでは結果がわかりませんでした。フィルムはブラックボックスのようなものでもあり、どんなにベテランになっても現像するまでは撮影結果に対してどこか緊張するものでした。

しかし、デジカメが登場して結果がすぐにわかるとその場で撮り直しもでき、撮影結果を気にする精神的負担も少なくなりました。と同時に撮影する姿勢も以前と比べて軽薄になってきていると言えそうです。

この撮影に対する姿勢の低下が自分の撮影した写真の質を下げる大きな要因と言えるでしょう

フィルムを使っていたときは、一枚撮るのにもどこか緊張して撮っていました。撮影結果をいいものにしたいという思いから、隅々まで気を配る腰の入った撮影をする姿勢がデジカメ全盛の現在よりはあったように感じます。

もちろんデジカメを使ってもフィルムカメラ同様、一枚ごとに腰を据えて撮影をしてる方もいらっしゃるでしょうし、それが出来ればデジカメを使っても写真の質は以前と変わらぬものになるはずです。

しかし、人間はどうしても便利に慣れてくるとかつてほどの手間はかけなくなるものです。ここにデジカメを気軽に使いあまり考えないで撮影を続けると写真が下手になると感じることがある理由が隠れていそうです。

次のページではデジカメを使っても写真の質を下げない対処法について考えてみます!
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