アート・美術展/アート・美術展関連情報

2007年2月の展覧会・イベント情報(2ページ目)

毎月おすすめの展覧会・イベント情報をお届けします。2007年2月は「夏への扉」「第1回 shiseido art egg」「Lab☆Motion」「「森」としての絵画:「絵」のなかで考える」をご紹介します。

執筆者:橋本 誠

第1回 shiseido art egg

平野薫
平野薫《untitled -skirt-》
2006年
資生堂ギャラリー(東京・銀座)では、公募により選出された若手アーティストによる個展が連続して開催されています。

「第1回 shiseido art egg(シセイドウ アートエッグ)」と名づけられたこのシリーズは、資生堂がメセナ活動の一環として銀座で運営を行っている資生堂ギャラリーを会場にして開催されます。

銀座の一等地のギャラリーでの個展の機会を得るべく、応募は何と650件以上にもなったとのこと。その中から、平野薫(インスタレーション)、水越香重子(映像)、内海聖史(絵画)の3人のアーティストが選出されました。1月より個展は順次開催され、3つの展覧会が終了した後には、ベストワンとして shiseido art egg 賞が選出されるそうです。

水越香重子
水越香重子《In the wind》2006年
内海聖史
内海聖史《色彩の下》2004年
現在開催されている平野薫による展示は、ワンピースを糸の状態まで解体し、それをつないでギャラリーの空間に立体的に再構築したインスタレーションです。

今にも切れてしまいそうな糸と糸が大きな網のように連なりワンピースのかたちをつくり出している、繊細でダイナミックな作品でした。

小説の舞台となった場所や、自身の思い入れの深い場所などを題材にして映像作品を制作する水越香重子や、無数の色彩の点を敷き詰めるように描いた絵画を制作する内海聖史の展示にも期待が持てそうです。



【第1回 shiseido art egg(シセイドウ アートエッグ)】
■会期  平野薫展  2007年1月12日(金)~2月4日(日)
      水越香重子展 2007年2月9日(金)~3月4日(日)
      内海聖史展 2007年3月9日(金)~4月1日(日)
■会場  資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
■休館日 月曜日
■開館時間 平日 11:00~19:00 / 日・祝 11:00~18:00
■入場料 無料

詳しくは資生堂ギャラリー ホームページにて。

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