アート・美術展/アート・美術展関連情報

2007年2月の展覧会・イベント情報

毎月おすすめの展覧会・イベント情報をお届けします。2007年2月は「夏への扉」「第1回 shiseido art egg」「Lab☆Motion」「「森」としての絵画:「絵」のなかで考える」をご紹介します。

執筆者:橋本 誠

文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
2007年2月のおすすめ展覧会・イベント情報をお届けします。
  • 夏への扉―マイクロポップの時代(1p目)
     会期 2007年2月3日(土)~5月6日(日)
     会場 水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城県水戸市)
  • 第1回 shiseido art egg
     会期 2007年1月12日(金)~2月4日(日)、2月9日(金)~3月4日(日)、3月9日(金)~4月1日(日)
     会場 資生堂ギャラリー(東京・銀座)
  • Lab☆Motion
     会期 2007年2月14日(水)~3月21日(水)
     会場 トーキョーワンダーサイト本郷(東京・本郷)
  • 「森」としての絵画:「絵」のなかで考える
     会期 2007年2月10日(土)~3月25日(日)
     会場 岡崎市美術博物館(愛知県・岡崎市)

夏への扉―マイクロポップの時代

落合多武
落合多武《永遠のスープと突然の明るさ》1996-2006年
Courtesy: Tomio Koyama Gallery
水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城県水戸市)では、美術評論家の松井みどりが過去約10年間のアートシーンの中に読み取ってきた「マイクロポップ」という概念に基づいて、15人の日本人作家を紹介する展覧会が開催されます。

出品作家は落合多武奈良美智杉戸洋島袋道浩野口里佳田中功起泉太郎など。

松井みどりが「マイクロポップ」という概念を獲得するにあたって重要な働きかけをした作家の作品と、「マイクロポップ」の視座から未来を見渡した時に、さらなる展開を担うと思われる若手作家の作品とによって構成されます。

奈良美智
奈良美智《The little star dweller》2006年
Photo: Yoshitaka Uchida, Nomadic Studio
Courtesy: Tomio Koyama Gallery/Marianne Boesky Gallery
「マイクロポップ」とは、『歴史が相対化され、様々な価値のよりどころである精神的言説が権威を失っていく時代に、自らの経験のなかで拾い上げた知識の断片を組み合わせながら、新たな美意識や行動の規範をつくりだしていく、「小さな前衛」的姿勢』のことを指しているそうです。

この展覧会に出品される作品は、「小さな前衛」的姿勢により制作されたものだと位置づけられています。よい意味で肩に力の入っていない作品の数々は、同時代に生きる私たちにとって、誰もが等身大の視点で楽しむことができるものに違いありません。

少し謎めいたコンセプトではありますが、人気作家や注目の作家を集めたおすすめの現代美術展です。



【夏への扉―マイクロポップの時代】
■会期  2007年2月3日(土)~5月6日(日)
■会場  水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城県水戸市五軒町1-6-8)
■休館日 月曜日(2月12日、4月30日は開館、翌2月13日、5月1日は休館)
■開館時間 9:30~18:00(入館は閉館の30分前まで)
■入場料 (  )は20名以上の団体料金
 一般  800円(600円)
 中学生以下・65歳以上 無料
 ※各種障害者手帳持参の方と付き添いの方1名は無料
■問合せ 029-227-8120(水戸芸術館現代美術センター)
■主催  財団法人水戸市芸術振興財団
■協賛  アサヒビール株式会社/株式会社資生堂/JEANS FACTORY
■協力  株式会社創夢
■企画  松井みどり(美術評論家)/森司(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)
詳しくは水戸芸術館 ホームページにて。

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