テクノポップ/アーティストインタヴュー

ODD~日本語エレクトロ(3ページ目)

日本人DJ&アーティストの活動の場は、日本だけではありません。ベルリンを活動の場に、TOKTOKのレーベルから痛快な日本語エレクトロ『KWAI RAKU EP』を発売したODDさんにインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Torpedo Boyz

ガイド:
JAPANEEZE BOYZ
ラッパーとして参加したTorpedo Boyzのシングル『JAPANEEZE BOYZ』も大変好評みたいですね。これは、Space Kellyのダンス・プロジェクトですが、彼とはどのようなきっかでコラボをすることになったのですか?

ODD:
Space Kellyことケンとは、どこであったかは忘れましたが、僕がベルリンに来てすぐぐらいに出会ったと思います。昔彼がやってたイベントでライヴをやらしてもらったこともあります。基本的に好きな音楽が違うのであまり接点はなかったのですが、ある日突然電話で「日本語で助けてほしい事がある」と言われて彼の事務所に行ったところから、なんかはめられた感があります(笑)。

その時は彼らのファーストアルバムの1曲の歌詞を考えて歌ったのですが、それからライヴに誘われ、参加しているうちになんかメンバーにされてました(笑)。6月にセカンドアルバムがでるのですが、そのアルバムでは本当に失態をさらしているので聞かないでほしいです(笑)。

どうしてベルリン?

ガイド:
元々は関西で活動されていたそうですが、2001年からベルリンに移られた理由は?

ODD:
日本ではクラブではなくライヴハウスでライヴしていて、いろいろなジャンルのバンドと対バンさせてもらってたけど、ちょっと違うなぁと思い始めて、クラブに遊びに行くような友達もDJの友達もいなかったし、田舎者なので東京で一人暮らしとかなんか怖かったし、そこまでその頃東京に興味もわきませんでした。それでパリに行って、とりあえずしゃべれないので紙にライヴしたいと書いて、レコード屋やクラブをまわりました。

その時、ベルリンに住んでる友達の家に2週間遊びに行って、ベルリンはいい意味で田舎だし、そのくせクラブもたくさんあるので、住む事に決めました。パリで2度ライヴをして初めて聞く僕の音楽でみんなが踊るのにビックリしたし、ベルリンのクラブでは自分の親くらいの歳の人が普通に踊っているのが衝撃でした。

ガイド:
田舎者だから、ベルリンに飛んでしまうという発想がすばらしいです。音楽活動以外にドイツでは何かお仕事もしていたんですか?

ODD:
来たころは何もしていなかったんだけど、そうも言ってられなくなっていろいろなバイトをしました。正直今もしています。こんなことを言ったら怒られますが、Torpedo Boyzも割のいいバイト気分です(笑)。

ガイド:
日本に凱旋公演に来られる事を大変期待しています。予定はないのでしょうか?

ODD:
まだくわしくは決まってないのですが、夏に東京でライヴを予定しています。できたら他の都市でもライヴしたいので、これを見ているオーガナイザーの方で興味のある方がおられたら連絡ください。

ODD -japanese electro chips-
V-Records Berlin
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