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まだまだ元気!ファンク大御所の新譜と来日(2ページ目)

ファンク、ソウル界の大御所、タワー・オブ・パワーは、結成40年を迎えてまだまだ元気一杯。今年は久々のスタジオアルバムが発売され、さらには来日も予定されている。

執筆者:田澤 仁


久々のスタジオアルバム、そして来日


このところ、ライヴDVDやベスト盤などのリリースが多かったタワー・オブ・パワーだが、久々にスタジオアルバムが登場した。それが『アメリカン・ソウル・ブック』だ。彼らのルーツでもある60年代、70年代のソウル、R&Bの名曲をカヴァーしたアルバムだ。

アメリカンソウルブック
タワーの40周年記念盤はソウル名曲をカヴァーした『アメリカン・ソウル・ブック』
選曲は若干渋めに思えるかもしれないが、やはり名曲ぞろいなのでそれだけでもカッコいいし、もちろんタワー・オブ・パワーの手にかかればとんでもなくブッ飛んだカッコよさになってしまう。当人たちが、どれだけ楽しみながら演奏したのだろうと、ライヴでのあのエネルギッシュなプレイがまざまざと浮かんでくる、そんなパワフルな演奏が詰まっている。ゲストも多彩で、サム・ムーアやトム・ジョーンズ、そして80年代にタワー復活のきっかけを作ったヒューイ・ルイスも参加して盛り上げてくれている。

名曲ぞろいだけに、どの曲もおススメなのだが、メドレーの「Star Time」のハジケた明るさはやはりタワーらしいところ。それに、ソウルには不可欠なスローなバラード「Me And Mrs. Jones」のムーディな仕上がりも素晴らしい。

タワー・オブ・パワーのファンならもちろん文句なく楽しめるし、ソウルファンすべてにおススメできる仕上がりだ。もちろんタワーを知らないリスナーにも、タワーのスゴさ、素晴らしさがよくわかると思う。

そんなタワー・オブ・パワーは、今年も来日することが決まっている。5月20日の名古屋ブルーノートから始まり、5月22日~25日と30/31日はブルーノート東京、27日は広島のクラブクアトロ、そして28日は大阪の心斎橋クラブクアトロという日程だ。つねにエネルギッシュで明るく楽しいライヴを届けてくれる彼らに今年も会えると思うと、今からワクワクしてくる。


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