ドラマ/夏ドラマ情報

夏ドラマ概況:金妻から25年『四つの嘘』(3ページ目)

2008年の夏ドラマを紹介。中でも、ドラマ「四つの嘘」は、アラフォー女性の恋愛と人生を描く作品。見所や視聴率についてお話しします。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

らしいキャラ(若者向け)

次は最新の視聴率が13%台で4作横並び。4作の共通点はすべて主演が「らしいキャラ」を演じていること。

『ヤスコとケンジ』は松岡昌宏が元暴走族というのは定番。多部未華子のキャラもほとんど『山田太郎ものがたり』の続きで安心して見ていられます。広末涼子が普通は花屋だけど、突然、レディース総長姿であらわれと二面性を見せる演技は説得力あります、少なくとも山田優よりは(後述)。関ジャニ∞・大倉忠義もいつもとは違う二の線をらしく演じてます。
主要登場人物が役割をちゃんと演じていてコメディとして安定。『ごくせん』の二番煎じで、手垢がついてるという声もあるけど、『ごくせん』だってすでに三番煎じ、あれをよしとするなら『ヤスコとケンジ』だってぜんぜん悪くない。

弱点としては広末涼子がいまさらというところですかね。どうしても全盛期の面影をおってしまい、キャラが変わってないだけに昔との差が余計気になります。ああ11年前の夏は『ビーチボーイズ』だったんだよな。広末も反町も竹野内もみんなあの時は輝いていたのに。


『シバトラ』も小池徹平が中学生に見える童顔刑事で連ドラ初主演。彼しかいないという見事なキャスティングです。
しかし「イメージぴったり」というのに寄りかかって、他の部分がイマイチ。シバトラの潜入捜査はなんでばれないんだ?というレベルだし(実際よくばれる)、少年係の同僚(宮川大輔、内田滋)はまったく役に立ってない、チームタケトラの藤木小次郎(藤木直人)と白豚(塚地武雅)もあまり活躍しているとは思えません。「小池徹平がピッタリ」ということに安心しすぎて他の手を抜いているような気がします。
それにちょっと扱う事件がダークすぎます。小池徹平のキャラや21時台のドラマということを考えると明朗活劇でいいような。原作コミックもこんな感じなんでしょうか。


次は「らしいキャラ」の大人向け
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