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時代劇ブーム…であるか(4ページ目)

雑誌「時代劇マガジン」が発刊されるなど、どうも時代劇が盛り上がってきたようです。この流れの先駆けとなったのはコミック『バガボンド』ヒットからでしょう。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

コミック、映画、ドラマときて、極めつけは音楽。
ペリー荻野選曲・監修の「ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集」という、その名の通り時代劇のご存じ主題歌満載のコンピレーションCDが発売され大ヒット!
なんか楽しいことになってきました。

『バガボンド』から時代劇が復活した、というのは視聴者側からの見方ですが、もう一つ、制作側からの見方があります。映画の時代劇黄金時代を知るスタッフが引退したり、亡くなったりする年齢になってしまったため、時代劇を制作して技術を伝承しなければいけない、というものです。

代表的なのは映像京都の西岡善信代表。1952年から大映京都撮影所で美術監督として『座頭市』シリーズなど多くの作品の美術監督をつとめ、大映倒産後は制作会社・映像京都を設立、美術監督としてプロデューサとして、テレビドラマでは『木枯らし紋次郎』から現在のフジ・火曜時代劇で『鬼平犯科帳』『御家人斬九郎』『剣客商売』そして現在の『怪談百物語』まで制作しています。
また、京都の撮影所が舞台のNHK連続テレビ小説『オードリー』でNHK大阪とつきあいができたようで『はんなり菊太郎』でも美術監修をつとめています。

そんな西岡代表ですが、1922年生まれというから御年80才。お元気でなにより、としかいいようがありません。

見る人、つくる人。両方いないと時代劇に限らず商業ベースのものは成り立ちません。この時代劇の盛り上がりが健全に発展してくれるといいですね。
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