絵本/絵本関連情報

絵本でたどる12ヶ月!めぐる季節を感じよう(4ページ目)

12ヶ月の変化を追った絵本を紹介します。毎月のお楽しみは何だろう?季節はどのようにめぐるのだろう?2008年のこれからに、お子さんと一緒に思いをはせてみませんか?

執筆者:鈴木 宏枝

今すぐスープが飲みたくなる『チキンスープ・ライスいり―12のつきのほん』

1月にスケートで氷の上をすべっても、2月にゆきだるまと遊んでも、ぼくのそばにはいつでもチキンスープ・ライスいりがあります。

1くち ススス2くち スススすすって すべるチキンスープ・ライスいり。

それぞれの月に合った遊びやお楽しみがあり、そこで必ず登場する「チキンスープ・ライス入り」それを飲む男の子のなんとも幸せな笑顔がまた良くて、熱々のチキンスープが飲みたくなること間違いなしです。1月から12月まで、韻律もよい数え歌です。

■『チキンスープ・ライスいり―12のつきのほん』
さく:モーリス・センダック
やく:じんぐうてるお
出版社:冨山房
出版年:1962/1986.8
価格:840円(税込)


友情の手紙『トゥートとパドル-ふたりのすてきな12か月』

ウッドロック・ポケットに暮らすコブタのトゥートとパドル。外の世界が好きなトゥートに対して、パドルは自分の家が一番だと思っています。あるとき、トゥートは世界大旅行の計画をたてますが、パドルは留守番をすることに決めました。

イタリア、ソロモン諸島、インド、南極。様々な土地から、毎月トゥートは絵葉書を書きます。同じとき、パドルはウッドロック・ポケットのまわりで遊んだり、トゥートと出かけたところを思い出したりしています。それぞれに離れた場所から相手を思い、楽しみながらも気にかけているのです。だから、一年がたって帰ってきたトゥートと、出迎えたパドルの幸福感がすばらしく、互いの冒険と、そして二人の友情に「かんぱい!」したくなります。

毎月届く絵葉書も楽しいです。イタリアではハロウィーンにお菓子三昧。フランスではルーブル美術館で芸術の秋を気取るトゥートが愉快です。

■『トゥートとパドル-ふたりのすてきな12か月』
作:ホリー・ホビー
訳:二宮由紀子
出版社:BL出版
出版年:1999/1999.10
価格:1,365円(税込)



いかがでしたか?一年の始まりに、これから来る季節を想像し、2月、3月と続いていく「はじまり」が今であることをお子さんに感じさせてくださいね。2008年もどうぞよろしくお願いいたします。


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<関連サイト>
「暮らしの歳時記」
『チキンスープ・ライスいり―12のつきのほん 』
ここで購入!男の子が毎月、楽しいことをしながら、チキンスープ・ライスいりを頂きます。大きなスープ皿に大きなスプーン。大好きな料理を味わいつくす幸せに満ちています。
『トゥートとパドル-ふたりのすてきな12か月 』
ここで購入!ウッドロック・ポケットに一緒に暮らすコブタのトゥートとパドル。性格は正反対ですが、大の仲良しです。
【編集部おすすめの購入サイト】
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