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詳細解説! 小麦アレルギー対策

食物のアレルゲンで2007年現在日本では、「卵、牛乳、小麦」が3大アレルゲンとされています。その中でも、輸入食品の増加や農薬などの使用で「小麦アレルギー」のある子どもが増えています。

執筆者:松下 和代


おいしそうなパンたち
小麦アレルギー対策は、パン食の生活をごはんに変えることからはじめてみてはいかがですか。
2007年10月現在、日本では「卵、牛乳、小麦」が3大アレルゲンとされています。その中でも、最近は輸入食品の増加や農薬などの使用で「小麦アレルギー」の子どもが増えています。食物アレルギーが起こる仕組みについては「アトピー」ガイド清益先生のサイトがわかりやすので。こちらを参照ください。ここでは「小麦アレルギー」の除去食の方法と対処法をお伝えします。

小麦アレルギーには和食がおススメ!

医師から「小麦アレルギー」と診断された場合、「普段の食生活を変えなくてはいけない」と身構えてしまいがち。でも安心してください。小麦のアレルギーの場合、炭水化物としての栄養素は「米」や「イモ類」などでも補うことができるので、心配ありません。また、ご飯を主食とした和食中心の食事にするだけで、簡単に除去することができます。

さらに、和食は洋食や中華に比べ「小麦粉をつけて揚げる」「小麦粉をつなぎにして練る」「カレーなどのルーとして小麦粉を利用する」という調理法が少ないのが特徴です。和食だと自然に、魚や海草、野菜などビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂ることが出来ます。食事としてのバランスも良くなり、他の家族にとっても健康な食卓に変わっていきます。小麦アレルギーの除去をはじめる場合、「無理をしない、シンプルな和食」を心がけてみましょう。

気をつけたいのは加工食品

小麦アレルギーでまず気をつけたいのが「外食や加工食品、スナック菓子などに含まれる小麦」です。いままで食品の表示をみる習慣がなかった方は、特に気をつけて!必ず食品の表示確認するようにしましょう。小麦は、特定原材料として表示の義務があるため、加工食品でも必ず記載されています。特に、小麦粉はつなぎや、衣としても様々な食品に利用されているため、普段何気なく使うルーや練り製品にも、実は多く含まれているのです。ご家庭で調理する際には「ホワイトソルガム」や「米粉」「上新粉」などで補うことができます。ルーも粘りの多い「片栗粉」や「コーンスターチ」でも代替可能。少し面倒ですが、たくさん作りおきして冷凍できるので手作りがおススメです。

>>次は小麦粉が含まれる食品>>
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