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一度は締めたい、アンジェロ・フスコ

ミラノのアンジェロ・フスコを紹介しよう。イタリアには多くのネクタイブランドが存在するが、このブランドはまさにトップクラスのクオリティを誇っている。一度は締めてみるべきネクタイだ!

隠れた最上ブランド


アンジェロ・フスコ
サルトリア・カリエンドのスーツとシャツに合わせた小紋のネクタイ。ごく普通のコーディネートだが、とても洗練された印象を受ける。ネクタイ価格3万7800円(税込)。

ネクタイにも流行があって、幅や柄が時代とともに変化していくことも多い。

今回紹介するアンジェロ・フスコは一世を風靡したセッテピエゲ(7つ折)を得意とするネクタイブランドである。

まだ知らない人のために説明すると、イタリア・ミラノの美容整形外科医であるアンジェロ・フスコ氏が趣味で始めたブランドで、2000年12月にミラノのモンテナポレオーネ通りに店舗を構えている。

アンジェロ・フスコ
なんと栗柄の小紋である。じつはアンジェロ・フスコ氏の故郷ロッカモンフィーナでは栗が採れるのである。栗柄はブランドのマークにもなっている。写真はセッテピエゲを広げたところ。価格3万7800円(税込)。

その名を世界的に高めたのは2001年7月にイタリア・ジェノバで開催されたG8である。イタリア国家から各国の首脳への贈り物としてネクタイが選ばれたのだ。

歴史を愛し、芸術を愛するディレッタントなアンジェロ・フスコ氏は、ネクタイ生地を求めてイタリア国内だけでなくインドへも足を運び、調査を行ったという。

そこで古代の布に出会い、インスピレーションを受けて、自らの名を冠したコレクションを発表したというわけである。

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