スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

マシンメイド最高峰スーツ「ベルベスト」(2ページ目)

イタリア最高峰のスーツとして名高いベルベストをご紹介しましょう。エレガンスとモダンが両立させた、最上級のフィット感を実現するマシンメイドの高級スーツです。

池田 保行

執筆者:池田 保行

メンズファッションガイド

細すぎず太すぎないラペル

ベルベスト
返りが美しく立ち上がり、緩やかなカーブを描きながら上襟へと導きます Photo:石井幸久
モダンスーツといえば、直線的にカットした細いラペルという印象ですが、ベルベストのラペルは、決して細すぎることはありません。かといって、幅広で昔ながらというわけでもありません。ほどよく細く、程よく太い、じつにバランスの取れたデザインです。段返りの3ボタンで、返り部分が美しくロールする点もポイントです。この部分に立体感のあるスーツは、高級感がありますね。

丸みあるナチュラルショルダー

ベルベスト
自然に丸みを帯びた肩。日本人向けのコンパクトな大きさです Photo:石井幸久
肩部分はミラノ風のナチュラルショルダー。コンパクトなサイズで日本人の小さい肩の収まりもよいのが特徴です。アームホールに合わせて袖付けのラインも小さめの山となっているのがわかります。肩パッドも厚すぎず、垂れ綿もほどよい分量で、シルエットが美しく見えるポイントです。この肩のラインは流行にも左右されますが、これだけ美しく“丸み”を作り出すマシンメイドスーツが、他にあるでしょうか。


上衿のラインもほどよく曲線

ベルベスト
ほんのりラウンドした上衿のラインが「A535」をエレガントに見せるポイントです Photo:石井幸久
ラペルラインが直線で囲まれたデザインになるとスーツはモード寄りの印象です。ベルベストはやや曲線を描くラインが取られていて、上襟の先もほんのり丸みを帯びています。上襟と下襟を繋ぐゴージラインもやや下がり気味で、これがクラシックスーツの基本的なデザインです。ゴージ位置が高くなると若々しくモダンに、低いと落ち着いて見えるのは流行と鬩ぎあう部分です。ベルベストは、このゴージ位置の設定もほどよく時代感覚を取り入れながら、決して先鋭すぎることはありません。


【問い合わせ先】
ビームス F
Tel. 03-3470-3946

【おすすめの記事】
ネクタイが変われば、印象が変わります
誰ともカブらないクレリックシャツ!
アルフレッド ダンヒル 銀座本店のすべて
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のスーツを見るAmazon でスーツ・ジャケットを見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます