玄米は赤ちゃんの離乳食にNG!その理由とは?
玄米はビタミンB群や食物繊維などが豊富ですが……
たしかに、ビタミンやミネラルが不足しがちな現代において、玄米は有効な食事であるともいえます。しかし、赤ちゃんにはどうなのでしょう? 今回は「離乳食に玄米は適しているのか」について考えたいと思います。
<目次>
消化に悪い?玄米の特徴とデメリット
玄米はビタミンB群や食物繊維などが豊富ですが……
赤ちゃんにはじめて離乳食をあげるというあるタレントさんが、テレビで「最初のひとくち」として玄米粥をあげているのをみて、ガイドの私は驚きました。白米のおかゆを試した後、消化機能の発達がかなりみられるようになってからあげるのはいいのですが、最初からいきなり玄米というのは、負担が大きすぎます。まずは白米、野菜などがきちんと食べられるようになってから、ゆっくりとスタートしましょう。ガイドの私の考えでは1歳半頃までは精白米がいいと思いますが、もし玄米をどうしても食べさせたい場合は、「玄米クリーム」なども市販されていますのでそのような少しでも消化をよくしたものを利用するといいでしょう。
アレルギー予防に玄米?
アレルギーを治すのに良い……とも言い切れません
アレルギーなどの予防に玄米食とも聞きます。しかし、本当に玄米はアレルギー予防になるのでしょうか?
たしかに、食物繊維やビタミンを多く摂ることは、アレルギー児にとっては有効かもしれません。しかし、ここには1つ頭にいれておきたいことがあります。
乳幼児期のアレルギーでは、「卵・牛乳・小麦」が3大アレルゲンとされていますが、加えて「大豆・米」も発症例の多いアレルゲンです。
アレルギーの素因のないお子さんであれば、もちろん構いませんが、もし米のアレルギーをもっている場合は、玄米には細心の注意を払わねばいけません。穀類の中で、玄米は最も抗原が高いものとして分類されるくらいで、白米でアレルギー症状がでなくても玄米だとでるという可能性もあります。
[参考]穀類・イモ類のアレルギー抗原表 |