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国民年金の年間支給額の最多層は70~80万円台
上の図は、国民年金の老齢年金受給者の受給金額(年額)の表です。全体では、年額72万円~84万円を受給している層が一番多く、平均も64万円となっています。全体の半分以上が60万円以上の支給となっています。ところが、女子だけを見ると様子が違ってきます。女子の最多層は年額72万円~84万円で25%となっていますが、36万円~48万円も21%あり、30万円台後半から80万円台前半まで散らばっているのがわかります。
30万円台後半であれば、月額3万円ちょっと。生活費としては厳しいところです。
国民年金は、単純に年金を納めた期間(もしくは、免除などの期間)に比例して年金受給額がきまるものです。女性の場合は、年金の加入期間が少ない人が多いということですね。専業主婦が任意加入だった時代に加入していたかどうかで年金額の差がでているのでしょう。
厚生年金 男子受給額平均は217万円。中には348万円以上も
厚生年金受給者の男女別人数と男女別平均年金の額。平均年金額は年間189万円と、国民年金の受給額よりはるかに高い。男子は約217万円、女子は約127万円と男女間での受給額の差が大きくなっている (出典:社会保険庁)
年間189万円とえいえば、月換算で15万7千円。これだと、生活の基本的な部分はある程度まかなえるといったところでしょうか?
厚生年金で特筆するべきは、受給額の男女差。男子の平均が217万円なのに対して、女子の平均は127万円。約1.7倍の開きがあります。女子の約7割が年間60万円~156万円のところ。この層では、国民年金の受給とあまり変わらないといったところですね。厚生年金部分の加算が少ないためでしょう。
年金額 年金加入期間が支給額の差に
上の図は、厚生年金受給者がどれくらい厚生年金に加入していたかの表です。男女別に集計されていますが、男子の425カ月に対して女子の296カ月とかなりの差が出ています。女性は結婚や出産で退職し、専業主婦となり第3号被保険者になることが多いことからも、この結果は予想できます。また、厚生年金の受給額は、加入期間とその間のお給料(標準報酬月額)に比例します。つまり、まずは加入期間がある程度ないと厚生年金としての加算分は期待できないということですね。
今回は、現時点で年金を受給している人の平均像をご紹介しました。 この支給額を見ても、老後の生活は年金だけに頼れないということがわかりましたね。将来的には、更に年金の受給額が減っていくことが予想できます。老後のための資金計画を真剣に考えないといけないようです。
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