文章:清水 真一郎(前任ガイド)
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| 遺産分割でもめるケースは? |
Q.父が亡くなり、兄弟姉妹の中で自分が跡を取ることになりました。これから遺産分割の件についても、他の兄弟姉妹とも話し合わなければなりませんが、どういうことに気をつければいいですか。
A.遺産分割でもめないために大切なことは、コミュニケーションを取ることです。遺産分割はとかくもめなくてもいいところでもめるものです。その最大の原因が、コミュニケーション不足です。もめるケースやその対策を確認しておきましょう。
遺産分割でもめるケース
もめるケースでよくあるのが、跡を取る相続人が他の相続人に対して「委任状を送るから、それにハンを押せ」と強要して、もめるケースです。財産がいくらあるかを、明らかにするでもなく、ただ、ただ委任状を求めるのは、「お前たちに財産を知られると、取られるから」といった気持ちが透けて見えてしまいます。これで、他の相続人たちも「協力しましょう」と言う気持ちになるでしょうか。
もめるとどうなる?
各相続人が受け取る財産については、一応、法律で相続分が決まっています。しかし、これは絶対ではなく、遺産分割の話し合いでそれとは違う分け方をしても良いのです。もめてしまって家庭裁判所の判断を仰ぐことになれば、最終的には法定相続分で分けることになります。
もめないためには
遺産分割でもめないために大切なことは、コミュニケーションを取ることです。遺産分割では、跡を取る相続人がリードすることになると思います。財産がどれ位あるかをオープンにし、他の相続人がどんなことを考えているかをよく聞くようにします。具体的には、四十九日が済んだころ税理士を決めるとともに、他の相続人に対して「4ヶ月~6ヶ月のころには財産の概要がはっきりするから、遺産分割の協議に出席してほしい」といったスケジュールを知らせておくことも大切です。