借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

「保証人になって欲しい」と頼まれたら? 連帯保証人について知っておこう

借金の保証人になるというのは、どういう事でしょうか。お金を借りた人が自己破産したら?知らない間に保証人になっていたら?家族の場合は?トラブルになる前に要チェックです。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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借金の保証人になるというのは、どういう事でしょうか。お金を借りた人が自己破産したら?知らない間に保証人になっていたら?家族の場合は?トラブルになる前に要チェックです。



借金の保証人
連帯保証人と根保証
こんな時は?




借金の保証人

 「保証人になって欲しい」。身内や親しい友人から頼まれた時、これだけは知っておきたい基礎知識です。まず、保証人とはどういう制度でしょう。

■連帯保証人
 借金の保証人には「保証人」と「連帯保証人」があります。どちらも、お金を借りた人が返せなくなったら保証人がその借金を返さなくてはいけません。その違いを見てみましょう。

「保証人」の権利
 ・債権者(お金を貸した人)から借金を返せと言われたら「お金を借りた本人にまず請求してください」と言う権利が催告の抗弁権(さいこくの こうべんけん)です。

 ・お金を借りた本人が、借金を返せる資力をもっているので強制執行出来る事を証明すれば、「お金を借りた本人の財産に対し、強制執行を求める」権利が検索の抗弁権(けんさくの こうべんけん)です。
  
 「連帯保証人」の重い責任
  連帯保証人に認められた権利はありません。保証人という立場でありながら、お金を借りた人と同格とみなされるので、請求を受ければ本人に代わって借金を返済しなければなりません。一般的に借金の保証人とは、「連帯保証人」の事で普通の「保証人」よりも重い責任を負う事になります。

 「すぐに返済出来るので」「形式上だけだから」「名前を借りるだけで、迷惑はかけないから」等々、親しい人に頼まれれば断りづらくなります。しかし、ハンコを押した時から、その借金は「連帯保証人」の物でもある事をお忘れなく。
 
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