家計簿・家計管理/家計管理の基本

1か月、現金主義でお金とつきあってみる

何となくお金を使って、何となく残ったお金が貯金残高になっている人。まずは、1か月だけ現金で生活してみましょう。家計簿をつけなくても、驚きの発見があります。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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現金主義のいいところ

家計簿をつけていないと、毎月、口座引き落としや、クレジットカード払いになっている物を除き、自分がどれだけお金を使っているか気付かない人がほとんどです。家計簿は敷居が高いけれど、現金主義なら明日からすぐできます。

1か月どれくらいの生活費がかかっているのか、まず明日から体感しましょう。1日からとか、給料日から・・・なんて言っているとお金を使っている自分を体感するチャンスを逃します。大きな買い物も、現金を下ろして現金でお買い物です!

数字よりも説得力がある、お金が減っていく感覚を体感して、1か月後にどれだけお金を使ったかを口座残高でチェックします。

■銀行のホームページをチェック
このサイトを見た後に、自分の使っている銀行のホームページをチェック。提携ATMや利用料が無料になるコンビニATMを探しておきましょう。ついでに、現金主義スタート時の自分の残高も調べます。新しいサービスや、キャンペーンをやっていないかも見ましょう。

そもそもクレジットカードは必要?

さあ、明日から1か月現金主義で過ごす間に、もし今までのカードの使い過ぎに気づいたら、クレジットカードが本当に自分に必要か、よく考えましょう。

いまや学生でも持っている、クレジットカード。ポイントが貯まるし、忙しくてATMに行けない人の強い味方です。しっかり毎月の収入の範囲内で使えば問題ありません。ところが、カード会社によって翌月10日払いや、翌々月4日払いなど支払日が違うので、収入の範囲なのかどうか、キチンと管理しないとわからないのです。

さらに、手数料がかからないボーナス払いは、1月の『冬のボーナス払い』が終わらないうちに12月から『夏のボーナス払い』にすることも出来ますし、リボ払いにしてお買い物を続けると、もういつ返済を終わるのか本人も分からなくなります。

クレジットカードはポイントが貯まるのがうれしいですね。でも、その還元率は金券や現金に充てられるポイントにすると、0.5%程度。年間100万円買い物をして5000円得しますが、10万円の買い物をリボ払いにすると、手数料だけで1万1000円を越えます。毎月416円以上のムダ使いがあっても、おトク分があっという間に消えます。

家計再生のカリスマFP「お金を返す・借金の整理」ガイドの横山さんは、カードは持たない主義。『VISAデビッドカード』はいいですよ、これでネットショッピングから、車まで買えます!(残高がある人のみですが・・・)とおっしゃっていました。

デビッドカードとは、銀行の口座にあるお金の範囲なら、買い物ができるカードシステムのこと。普段使っているキャッシュカードで買い物が出来ると言うわけです。デビットカードが使えるお店は、デパートや量販店など。一方、『VISAデビッドカード』は、VISAが使えるお店なら、どこでも使えます。

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