繰上返済のメリットと落とし穴

住宅ローンの繰上返済とは何か?ローン貧乏地獄や矛盾だらけの繰上返済!?に陥らないためにも、十分理解しましょう。くれぐれも繰上返済のご利用は計画的に。

掲載日:2005年04月30日

住宅ローンの繰上げ返済まるわかり

注意事項

文章:西田 善太(All About「住宅ローン」旧ガイド)

住宅ローンといえば、最近よく耳にする「繰上返済」。マネー雑誌などでも「繰上返済」は住宅ローンの賢い返済マル秘テクニックなどで紹介されていますが、実際に繰上返済とは何なのか?なぜ繰上返済は重要なのか?その有効な使い方と落とし穴を解説しましょう。

「繰上返済」とは!

計算イメージ
元金と利息はこのように計算します。
住宅ローンの借り入れをするとき、借り入れる金額、借入期間、支払う金利を決めて、毎月いくら返していけばよいのか(毎月返済額)が決まります。例えば、3,000万円を30年間3%の金利で借り入れるとしましょう。その場合、毎月126,481円を、30年なので360回返していけば、3000万円を返し終わることになります。
毎月返済額126,481円を単純に360回で掛け算したところ、約4,553万円となるので4,553万円?3,000万円=1,553万円が30年間の3%利息支払分となります。

この毎月返済額126,481円は、3000万円に対する「元金返済分」と先ほどの1,553万円に対する「利息支払分」の2つで構成されています。(既に住宅ローン返済中の方は「返済予定表」を見れば、この内訳が記載されています。)

【例】(元利均等返済;ボーナス時加算額なしの場合)
借入金額:3,000万円
借入期間:30年
借入金利:3%

返済額一覧
【表1】借入金額3000万、借入期間30年、金利3%(元利均等返済、ボーナス時加算額なし)の場合の返済額一覧(返済回数以外の単位は全て円)


このように、毎月返済していく126,481円は元金返済分と利息返済分で構成され、元金返済分の金額により、借入金額(ローン残高)が減る仕組みになっています。

「繰上返済」とは、決められた毎月返済額(ボーナス時加算額があればボーナス時でもよい)以上の金額を返済してローン残高を予定より早く減らしていくことです。例えば、上の「3回目の返済」に126,481円以外に1,000,000円返済します。その場合には3回目の返済が以下のようになり、「元金返済分」と「借入金額(ローン残高)」の金額が変わります。
返済額一覧
【表2】表1の条件で、3回目返済の際に100万円繰上返済した場合(返済回数以外の単位は全て円)


「繰上返済」とは、このようにローンの元金返済分を前倒して(繰上げて)返済していくことを指します。

次のページで、2種類の繰上返済をチェック!

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高田 晶子
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