マーケティング/マーケティング事例

100円トイレ!あなたは利用する?しない?

秋葉原に建設費9000万円をかけて有料トイレがオープンしました。通常はトイレは無料というのが常識ですが果たして有料トイレを使う人はいるのでしょうか?ガイドが体当り取材で現場検証を行ってきました!

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

秋葉原に有料トイレがオープン!

オアシス@秋葉原
千代田区が巨費を投じて建設した有料トイレ『オアシス@秋葉原』
10月16日、電気専門店が立ち並ぶ秋葉原に『オアシス@秋葉原』がオープンした。『オアシス@秋葉原』とは千代田区が9000万円の巨費を投じて建設した鳴り物入りの有料トイレだ。アンケート結果で通常の公衆トイレは『暗い、臭い、汚い、怖い、壊れている』という5Kの理由から女性の利用が3%に留まっていた現状を打開すべく、千代田区が投入した秘密兵器だ。今回はガイド自ら体当たりの現場取材を通して、有料トイレの様子、競合の現状、ターゲット利用者などをマーケティングの視点を絡めながらお伝えしていきます。

オープン当日、『オアシス@秋葉原』に向かう!

10月16日オープン初日、ガイドは『オアシス@秋葉原』のある秋葉原東側広場に向かった。オープンは正午だが、その1時間後に到着。話題の有料トイレにしては人影がまばらであり、隣接されたSmoke Styleという喫煙所ではまだ中で設置作業が行われていた。

オアシス@秋葉原
スモークのかかった自動ドアの横にある硬貨投入口に100円を入れれば有料トイレに入場できる仕組みになっている。
『オアシス@秋葉原』の入り口の前に立つと自動ドアがいきなり開く。初めての経験ということで恐る恐る中にはいると、接客担当の男性がすぐに寄ってきて、「有料トイレはこちらです」と案内してくれた。『オアシス@秋葉原』には有料トイレの他にもコンピューターを利用した無料の情報コーナーもあるのだが、その男性は私が有料トイレを利用することを確信していたのか、利用目的を確認することなく有料トイレの方へ案内してくれた。男性の導いてくれた先にはスモークのかかった自動ドアの入り口。どうやらそのドアの横にある棒の様な硬貨投入口にお金を入れることによってその自動ドアが開く仕組みらしい。早速財布から100円を取り出して投入口に落とし込むと自動ドアがオープンした。

果たして有料トイレの中はどうなっているのか?詳細なリポートは次ページで!
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