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領収書…盗まれたらどうする?(2ページ目)

署内で盗難事件発生。盗まれたのはなんと!未清算の領収書の束…。盗まれる事はまず無いにしろ、紛失してしまったらどうしましょう?領収書の素朴な疑問を「暮らしの税金」ガイド田中さんに聞いてきました!

執筆者:平井 実穂子


【領収書が無いと経費にできないの?】

『暮らしの税金』 ガイドで税理士の田中 卓也さんに聞いてきました!

【田中さん】
「領収書の有無はあくまでも補完的なものであり、業務との関連性の有無が重要であると考えます」

【平井】
ということは…「経費」と証明できれば、領収書じゃなくてもいいのでしょうか?

【田中さん】
「そうですね。税務調査などの時には、有ったほうが望ましいことは事実です。
ですが、領収書がもともと取れないもの(香典やお祝いなど)もあり、なければダメということではありません。
このような場合には『婚礼の招待状』や『通夜のお知らせ』などに包んだ金額を記入してもらうようにしております」

【平井】
昔、私が勤めていた会社でも、領収書を紛失してしまった、ということがあったのですが、
その時は、何処で購入して、購入したものが何で、いくらだったか調べることができましたので、
会社あてに始末書を入れてもらって、経理処理したことがあるのですが…。

【田中さん】
「そこまですれば良いのではないでしょうか。
ですが、<重要なもの>という意識を徹底させることのほうが重要だと考えます。
その意識さえ従業員にあれば、「なくす」なんてことないでしょ。フツーは」

田中さん、ありがとうございました!

「なんで領収書なんて盗むのかな…」

…犯人の動機は、領収書を精算させない⇒経費削減!だったのですが、ゲンジツはそんなに簡単なものじゃないです。
経費処理するということは、会社の帳簿に会社の活動を記録することでもあります。
「なくしちゃったから自腹で」なんてことを、安易にやってしまったら、会社として正しく行ったことなのに、後で調べて「記録にない!」なんてことになりかねない。
税務調査や社内監査で大問題になることもあるかもしれません。

「俺のせい?署内のセキュリティの問題でしょ?」

…誰のせいでも結果は同じ。原因を作ったアナタが悪いと言われたって仕方ない。
余計な手間とトラブルを防ぐためにも、忙しいのはわかるけど、精算は速やかに!

領収書の素朴な疑問…もう少し田中さんに聞いてきました!≫


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