営業のノウハウ/営業プレゼンテーションのコツ

総選挙の勝ちを決めた小泉流プレゼン術(2ページ目)

少し前の話になりますが、今回の総選挙。なぜ小泉陣が圧勝したのか?プレゼンテーションの観点から分析のメスをいれます。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

誰でもわかる言葉を使う

小泉首相は、とにかく「難しい言葉」を使いません。
例えば、「カタイ四字熟語」や「小難しい外来語」などです。一切使わない、と言ってもいいでしょう。

実は、アメリカ大統領の歴史上、間違いなくベスト3に入るであろう、名プレゼンテーターのレーガン大統領がそうでした。

レーガン氏は、スピーチライターが書いた原稿に事前に目を通し、自らの手でより分かりやすい言葉に修正した上でスピーチ・プレゼンに臨んでいた、と言われています。
それくらい、「聴衆にとってわかりやすい言葉」を使うことに神経を使っていた、ということを示す、典型的なエピソードですね。

実際、小泉首相は原稿を手直ししているかどうかは分かりませんが、上記のことを明確に意識してプレゼンをしていることは間違いないと思います。


有名人のプレゼンテーションを分析する習慣を!

今回の総選挙は、いつもより注目度も高く、実際見ごたえもありました。
読者のみなさんも、かなり興味深くご覧になったのではないでしょうか?

しかしながら、ただ漫然と見るのでは、もったいなさ過ぎます。
ぜひ次回の選挙の時には、上記のような観点を持って各政治家のプレゼンテーションを観察・分析してみれば、多くのことが学べると思いますよ。

せっかくだから、「次の選挙」と言わず、今日から分析を実践してみましょう。
さらに言うなら、「政治家」だけに限定する必要は全くありません。
TVに登場するタレントやコメンテーターを今回ご紹介したような「観点」で斬ってみたらいかが?

ビジネスの場面ですぐに使えるかもしれない、「プレゼンの要素」がたくさん見つかることでしょう。


■関連サイト

連載:イニシアティブ・セールスBasic

 

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