長く愛せる住まいを手に入れるために 知っておきたい「安心できる我が家」の建て方つくり方

困ったときの相談窓口「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」

住宅の品質を高め、安心して暮らせるように法律が整備されました。しかし、住宅に関する疑問や不安をどこに聞いたらいいのか、トラブルに巻き込まれた場合にどこに相談すればいいのかわからない、という人も多いでしょう。そんなときに強い味方になってくれるのが「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」です。

住まいのことなら何でもOK。まずは電話を

住宅リフォーム・紛争処理支援センターに設けられている「住まいるダイヤル」では、住宅に関する様々な相談を受け付けています。新築住宅だけでなく、中古住宅、リフォーム工事、マンションなどの共同住宅も含みます。国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、専門的な見地から中立・公正な立場で、相談に応じてくれます。平成12年の開設以来、累計20万件以上の電話相談が寄せられています。

どんな相談があるのか、一例をご紹介しましょう

  • 【新築住宅】

    ・住宅に不具合があるようで心配だ。
    ・事業者に不具合の修理を依頼したが対応してもらえない。
    ・契約金額や工期が契約通りになっていない。
    ・住宅を安心して取得するための制度を知りたい。

  • 【中古住宅・その他】

    ・中古住宅に不具合があるようで心配だ。
    ・賃貸住宅の退去時に高額な補修費用等を請求された。
    ・マンションの建て替えを検討している。専門家と相談したい。
    ・マンションの修繕や改修に役立つ技術情報を知りたい。

【リフォーム工事】

・リフォーム工事に不具合があるようで心配だ。
・ 事業者の説明や契約内容と工事が違っている。
・ 訪問販売業者とリフォーム工事の契約をしてしまった。専門家と相談したい。
・ 事業者が作成した見積書の工事項目や工事単価の見方を知りたい。

相談には1級建築士の資格を持った相談員が対応してくれます。また、弁護士も常駐しており、必要に応じて相談員を通して法律的な助言を受けることもできます。

電話相談のほか、希望すれば対面での専門家相談、紛争処理の利用も

『家の性能がわかる!知っておきたい住宅性能表示制度』『住まいの不具合の保証を確実にする!「住宅瑕疵担保責任保険制度」』でも触れましたが、建設住宅性能評価や住宅瑕疵担保責任保険を利用した住宅の場合は、フリーダイヤルを利用できるほか、万が一住宅にトラブルが発生したときには、対面方式の弁護士及び建築士による専門家相談や住宅紛争審査会による紛争処理を利用することが出来ます。

専門家相談は、弁護士及び建築士のペアによる対面方式の相談です。各都道府県にある弁護士会において無料で利用できます。
当事者間だけでは話がまとまらない等の場合には、「住宅紛争審査会」で調停などを受けることもできます。申請料1万円のみで利用可能です。
これらの手続きをお考えの方は、まずは「住まいるダイヤル」に電話してみましょう。手続きの案内も行っています。
詳しくは、下記ホームページの図をご覧ください。

住まいの様々な疑問や悩みにお答えしています。お気軽にお問い合わせください

住まいるダイヤルは国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口です。
固定電話であれば、ナビダイヤルの通話料(3分8.5円)のみでご利用頂けます。

住公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの電話相談窓口