亀山早苗の恋愛コラム 新着記事一覧(8ページ目)

大学生になっても、社会人になっても、悲しいことがあれば相談をし、ちょっと出かけたいと思えば付き合ってくれる年下の男友だち。誰といるよりも安心を感じてしまう。たぶん、彼という存在が恋人と長続きしない理由じゃないかと思っている。

長年友人関係だった夫との間には、娘も生まれ、家庭のことはなんでも話し合えるよい関係だと思っていた。それが、突然の密告によって夫の不倫を知ることとなり……。1年経った今も、彼女は時が止まったまま1歩も前に進めずにいる。

既婚者に独身だとだまされて付き合うことになったのは、大学生の頃のバイト先の上司を皮切りに、新入社員時代の取引先の男性、そしてマッチングアプリで知り合った単身赴任中のバーの雇われ店長。なんでこうも続くのか。

性別に関する発言をすると激怒する妻。その割に、夫には荷物を全部持たせたり、男らしくあることを強要する。男だって、優しくされたいし、妻から励まされたい。しかし、この先もこの価値観が交わる機会が来るとは全く思えない。

3年付き合ったら50歳の大台にのる自分に「愛があるから大丈夫」と言った、20歳年下の彼。いつでも別れを意識していたという彼女ではあったが、5年の交際期間を経てその時が訪れると……

「婚外恋愛」経験者を対象にしたアンケート結果から、男女の出会いの場があきらかになった。

長女に20代で結婚しろと言い続け、嫁には早く孫の顔を見せろ、姑を尊敬しろと、まるで一世代前の価値観で生きているような50代の女性。子ども世代の全員と夫からも愛想をつかされてしまわないのか。

「かわいげ」があって得をして生きていく女性がいるのにも何の問題もないし、無いからといって非難するべきものでもない。しかし、それを評価軸にしてしか人物を見ることができないような人もいまだ多い。

夫婦は「レス」だから不幸なわけではない。まるで場違いな状況下で「性」をもとめてしまう身勝手さを恥じる妻に、夫は意外な提案をした。

10年の不倫を経て、別れを決意した36歳の女性に話を聞いた。25歳からの10年を振り返り、彼女は言う。「若くていい時期を無駄にしてしまった」と。