中古車ガイド籠島 康弘

後継機種である4シリーズが登場しましたが、3シリーズクーペはこれからがおいしい季節。BMWと言えばの直列6気筒モデルも、随分とお手頃価格になっています。

小さなエンジンをMTでブンブン振り回して、コーナーをキュキュキュッと曲がって……なんて楽しい走り、最近忘れていませんか。今回はそんな「車のポテンシャルを最大限引き出して楽しめる」2台をご紹介します。

貴族が狩りの際に乗るような高級ブランド、ランドローバー。そんなプレミアム感をまとったまま、コンパクトでかつ本格的4WD車として生まれたのがフリーランダーです。今回はその2代目となるフリーランダー2をご紹介します。

世界の自動車メーカーのベンチマークとして、出る度に世間を唸らせるVWゴルフ。ハッチバックは7代目が登場しましたが、現行型のステーションワゴンは5代目がベースです。しかし、中身を考えると6代目とほぼ同等で、しかも今なら2ケタ万円で買えるのです。

カッコいい車に乗りたいと、多くの人は思いますよね。でも、カッコが良いだけでは……と思う人もまた多いでしょう。しかし、本気でカッコ良さを追求した車なら？ 今回はそんなオープンカーをご紹介したいと思います。

中古車価格としては約300万円～ですが、新車時価格は1500万円超。その中身はそんじょそこらの車とはまるで違うわけです。新車価格500万円クラスの車を中古車で買うより、おいしいと思うのですがいかがですか？

50万円以下の中古車というと、みなさんはどんな車を思い浮かべますか。軽自動車？ トヨタヴィッツなど国産のコンパクトカー？ 実用車と割り切って買うならそれもありですが、こんなお洒落な2台も検討してみてはいかがでしょうか。

大きなマイナーチェンジ以降のモデルでも100万円以下から探せるようになってくるなど、アメリカのベストセラーSUV、フォードエクスプローラーが随分おいしくなってきました。7人乗りですし、ミニバンを検討している方にもオススメです。

メルセデス・ベンツのCLSと同じように、4枚ドアがあるのにクーペを標榜するVWパサートCC。現行型ではパサートの文字が外れてしまいましたが、旧型はようやくおいしくなってきました。特に3.6Lモデルは中身がハイパフォーマンスモデルのR36と同じだけに、狙い目です。

今や何でもかんでもHVが当たり前になりつつあるようですが、ほんの少し前までは大排気量エンジンを搭載したモデルが結構ありました。今後ガソリンが無尽蔵に見つからない限り、消えゆく運命にあるこうしたエンジンを、おいしい中古車で味わってみませんか。