薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
せん妄とは…仮性認知症のせん妄の原因・症状・家族ができること
【脳科学者が解説】せん妄は認知症と間違えられやすい、仮性認知症の一つです。幻覚・妄想の他、興奮、錯乱、活動性の低下などの情緒や気分の異常といった症状が突然起こりますが、通常は一過性です。具体例を挙げながら、その症状、原因、予防法・治療法、接し方のポイントについてわかりやすく解説します。
認知症の「物盗られ妄想」はなぜ起こる…理由・適切な対応法
【認知症研究者が解説】認知症の「物盗られ妄想」は被害妄想の一種ですが、預金通帳や財布、指輪などの大切なものを家族や介護者に盗まれたと思い込み、トラブルに発展してしまうこともあります。なぜ物盗られ妄想が起こるのか、脳科学的にわかりやすく解説するとともに、適切な対応法として5つのポイントをご紹介します。
ニンニクの臭いと健康効果…科学的な臭いの減らし方とデメリット
【薬学博士・大学教授が解説】ニンニクは食欲をそそる「匂い」が特徴ですが、食べた後に息が臭くなるため、避けている人もいるでしょう。ニンニクはそのままなら無臭ですが、傷つくとアリシンを発生させます。刺激臭の正体と健康効果、科学的に臭いを減らす方法とデメリットについて、わかりやすく解説します。
BPSDとは…認知症による精神症状・行動異常の原因と対処法
【認知症研究者が解説】BPSDは認知症の周辺症状で、幻覚・妄想・不安・抑うつなどの精神症状や、徘徊・暴言・暴力・異食などの行動異常が見られます。記憶障害や見当識障害と違い個人差が大きいですが、家族や介護現場にとっては切実な問題です。BPSDの具体的な症状例と原因、身近な人ができることをわかりやすく解説します。
見当識障害とは…時間・場所・人が分からなくなる認知症の中核症状
【認知症研究者が解説】「見当識障害」とは、認知症の中核症状の一つです。多くは時間、場所、人の順で正しく認識することが難しくなり、「冬なのに夏物を着る」「昼だと思って夜に買い物に出かけようとする」「家の中でトイレの場所がわからなくなる」などの行動が見られます。見当識障害とは何か、考えられている原因部位はどこか、わかりやすく解説します。
イチジク品種、国内8割はドーフィン…本来はハチとの相利共生が不可欠?
【生物に詳しい大学教授が解説】イチジクの品種で、いま日本で流通の約8割を占めているのは「桝井(ますい)ドーフィン」です。これは受粉しなければ単為結果しますが、本来イチジクは雌株しか食べられない果実です。イチジクの交配を助ける特別なハチも必要です。イチジクとハチの相利共生、イチジクの中にハチが残っている心配をする必要がない理由について、わかりやすく解説します。
「イチジクは食べてはいけない」はウソ!健康効果と栄養素
【生物に詳しい大学教授が解説】夏から秋に旬を迎えるイチジク。栄養豊富で健康効果も高い果物です。「イチジクは食べてはダメ」という説の実際のところ、イチジクの健康効果や栄養素、薬としての活用、漢字で「無花果」と書かれる理由とその真偽について、わかりやすくご紹介しましょう。
認知症の原因となる神経変性疾患…アルツハイマー病とは
【認知症研究者が解説】アルツハイマー病は、認知症の原因疾患の約半数を占めると考えられています。アルツハイマー病になると記憶障害や見当識障害などの症状が見られますが、脳に見られる3つの特徴として、海馬の萎縮・老人斑・神経減線維変化が挙げられます。認知症の基本知識をわかりやすく解説します。
認知症の原因となる神経変性疾患…パーキンソン病とびまん性レビー小体病の違い・関係
【脳科学者が解説】認知症を生じる病気はたくさんあります。そのうち、脳の特定の神経細胞群が原因不明に変性・脱落してしまう病気を総称して「神経変性疾患」と呼びます。今回は、認知症の原因となる神経変性疾患としてパーキンソン病とびまん性レビー小体病をとりあげ、それらの共通点と違いをわかりやすく解説します。
左右の脳に優劣はあるのか?「右脳左脳説」の問題点
【脳科学者が解説】幼児教育や脳のトレーニングなどの宣伝で、「右脳」「左脳」を分けた説明を見かけることがあります。しかし脳科学的に見て「右脳・左脳論」は科学的根拠があるものではありません。歩く足の左右に優劣がないように、左右の脳にも優劣はないのです。「右脳・左脳論」の3つの問題点をわかりやすく解説します。
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