老後資金をシミュレーションしてみる
個人年金保険を申し込む前に、老後資金の収支をシミュレーションしてみましょう。老後の収入は、公的年金(何歳からいくら受け取れるか)、退職金(予想額でも可)、退職時の貯蓄残高(または予想額)、満期保険金など。
支出は、生活費(夫婦でとりあえず95歳までの基本生活費)、リフォーム、レジャー、子どもへの資金援助(結婚や住宅取得)、車の買い替え、介護費用など。
この収支を時系列で見積もり、まとまったお金(貯蓄、退職金、満期保険金など)はいつまで据え置けるか、個人年金保険にいくら加入していいかを考えます。このとき、個人年金保険が自分の老後資金準備のニーズに合うかも検討しましょう。
商品情報を集める
個人年金保険には、いろいろな種類があるので、複数商品を比較検討することが大切です。そのためには、まず、商品情報を集めることから着手します。その方法には、次のようなものがあります。- インターネットや雑誌などの媒体を通して資料請求する。
- 保険会社に資料請求する(電話、インターネット、保険会社の窓口、来店型の保険代理店や保険ショップに足を運ぶなど)。
- 営業職員や窓口で相談する(銀行や証券会社などの保険会社以外の金融機関でも個人年金保険を扱っている)。
個人年金保険には、外貨建てや変額型など、しくみが複雑なものもあります。媒体を利用して資料を集めても、加入前に、担当者によく話を聞くことが大切です。そして、よく理解し、納得してから契約することも。
なお、低金利の今は、日本円で運用する個人年金保険は有利な金融商品とは言えないことを承知して利用してください。