発行会社、提携ブランドを示すマーク
カードの表面に描かれているマークや数字を見ればある程度はそのカードの実力を計ることができます。カードの表面で一番目立つのは、そのカードの名称を表すマークです。たとえば、ビューSuicaカードなら白い文字で大きく、「View Suica」と描かれています。「View」はJR東日本のクレジットカードを表し、「Suica」はこのカードに付与された機能を表します。さらに、カードの右下には、VISAあるいはMaster Card、JCBと書かれていることが多いはずです。これは国際カードのマークで、発行会社が提携するブランドを示しています。なお、この国際のマークの配置には一定の決まりがあり、その位置と大きさは何ミリ単位まで決められています。どのカードを見ても、VISAマスター、JCBのマークは同じ形で、カードの右隅の同じ位置に入っているはずです(若干例外もありますが・・)。
有効期限の読み方
カードの表面に描かれているマークや数字を見ればある程度はそのカードの実力を計ることができます! |
さらに、下部中央にTHRUと書いてあるのは、有効期限を示しています。例えば、04-06などと書かれているのは、2006年4月までこのカードを使えることを意味しています。06?04と反転しているカードもありますが、どちらであっても、既定の有効期限に近づくと、カード会社から新たにカードが送られてきます。古いカードを処分せずにそのまま財布に入れておくと、誤って有効期限の切れたカードを使ってしまうことになるので、期限の切れたカードはすぐに処分するか、カード会社に返送しておくようにしましょう。
海外でのATM利用時に!!
裏面に回るとフェース上方に磁気ストライブが入っています。ここは、会員番号やカードの有効期限が入力されるカードの生命線ですから、折り曲げたり傷つけたりしないように注意する必要があります。また、右下隅や左下隅に「PLUS」や「Cirrus」といったマークがついています。これは、海外のATM運営会社のことで、VISAが「PLUS」、マスターカードには「Cirrus」が入っていることが多いようです。それぞれは両社の傘下の会社名ですから、海外に行きATM、CDでキャッシングをしようというときに、それぞれのマークが貼ってあれば、その機械から現地通貨が引き落とせます。サインは漢字で書く習慣を!!
最後に確認したいのは、自分のサインです。カードの不正使用を防ぐためにも、裏面中央の空欄にサインは必ず入れておきましょう。クレジットカードはサインによって本人確認をするルールになっています。店頭で買い物をするときに利用控えにサインをするように求められます。その際に店員はカードの裏面中央に書かれたそのサインと照合するからです。人によっては「海外で使うので、サインはローマ字のほうがいいのでは?」という意見の人もいますが、海外でカードを盗まれた場合、漢字の方がマネされにくいので、サインは書き慣れた漢字で書くようにしましょう。
また、海外では高額なショッピングをするときにパスポートの提示を求められる場合もありますので、パスポートのサインと同じにすると安心です。顔写真入りのカードを利用するのもよいでしょう。さらに、カードの有効期限や、カード番号だけでも、ネットショッピングなどで悪用することが可能なので、クレジットカードは、他人には見せないように注意する必要があります。