ブラック仕上げのカードフェイスこそステータス
いつかは持ちたいブラックカード
センチュリオンカード、獲得への道
最高位の黒色のカードは各社がこぞって発行しています。「ダイナースクラブ プレミアムカード」(年会費130,000円+税)、「三井住友プラチナカード」(年会費50,000円+税)、「JCBザ・クラス」(50,000円+税)、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」(年会費20,000円+税)などです。こういったブラックカードの中でも、最もステータスが高いといわれるのが、アメリカン・エキスプレスが発行している「アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード」で年会費はなんと350,000円+税。2002年に日本に上陸したこのカードは、誰でも持てるというわけではありません。
センチュリオンカードを獲得するには、まず「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の会員になる必要があります。それから、「プラチナ・カード」の会員になって更にクレジットヒストリーを積み上げ、よりハイレベルな優良顧客と認められれば、ようやくセンチュリオンカードを手にすることができるのです。
米国では、年間1500万円以上のカード決済をしないとセンチュリオンカードへのインビテーションはこないと言われているようですが、日本国内でインタビューする限り「主に海外旅行利用で、年間利用額は1000万円以上」という人もいれば、「月々の支払いをこのカードに集約して、年間500万円ぐらいを5年間」という人までさまざまでした。
センチュリオンカードへの道は決して簡単なものではありませんが、カード会員にはVIP級のサービスが用意されています。
最高級のサービスで、ゴージャスなおもてなし
センチュリオンカードのサービスでよく話題にあがるのが、「ジェット機チャーターサービス」です。チャーター機といえば、ヤンキースの田中将大投手が渡米の際に自前で用意して話題を集めたものです。チャーター機で行く旅行は最高の贅沢といえます。一般の旅行でも無料でアップグレートしてもらえるサービスがあります。一つは国内線のアップグレード。ワンランク上の高級感がついてきます。
ホテルを利用する際も最高級のサービスを味わうことができます。センチュリオンカードには、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」という特典で、かなりの確率でスイートやエグゼクティブクラスの客室にアップグレードしてもらえます。このほか、自宅から空港間、空港からホテル間の無料送迎サービスや、入国時のサポートを行なう「VIPエアポートサービス」も用意されています。
旅行以外では、高級ブティックでのプライベート・ショッピングや美術館でのプライベート・ビューイングほか、都内のプライベートクラブの利用など、選ばれた人だけが利用できる贅沢なサービスを堪能することもできます。
私設秘書をもつようなものと好評の「コンシェルジュサービス」
また、会員の願いを何でも聞いてくれる「コンシェルジュサービス」も利用できます。「コンシェルジュサービス」は担当制(10:00~18:30)ですが、それ以外の時間帯でも連携を取って24時間、年中無休で対応してくれます。ホテルやレストラン、劇場の予約、大切な人へのプレゼントなどを私設秘書のように頼めるので、最高のサービス、最高の時間を過ごすことができるでしょう。ブラックカードの向こう側には、今までに味わったことのない極上の体験が待っているようです。