2002年4月1日、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行は分割・合併し、「みずほ銀行」、「みずほコーポレート銀行」となりました。
「みずほフィナンシャルグループ」の下に、個人・中小企業等向け取引を中心とする「みずほ銀行」と大企業・金融法人等向け取引を中心とする「みずほコーポレート銀行」が誕生し、「みずほフィナンシャルグループ」の経営統合が完了…するはずが、分割・合併直後にシステムトラブルにみまわれ、大騒動となったメガバンク「みずほ」。あれから3ヶ月…。
2002年6月19日、立ち入り検査を行っていた金融庁は、みずほフィナンシャルグループに対して、銀行法に基づく業務改善命令を発動しました。金融庁の報告によると、今回のシステムトラブルの原因は、システム統合の意思決定の遅れや旧経営陣のシステム統合に対するリスクの認識不足であったとされています。要するに、旧経営陣による勢力争いが招いた人災?