銀行・郵便局/銀行口座の上手な活用法

銀行口座の使い分け 銀行口座はいくつ必要?

銀行口座をいくつお持ちですか? メインバンクの総合口座のみ? ネット銀行をサブ的な位置づけの銀行として活用すると、銀行取引の幅が広がります。メインバンクとネットバンクの賢い使い分け方法を紹介します。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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メインバンクは元金を目減りさせない使い方を 

銀行口座はメインバンクとネットバンクを使い分け

銀行口座はメインバンクとネットバンクを使い分け

メインバンクとは、いわゆる日常的に利用するお財布がわりの銀行口座のこと。普通預金に加えて定期預金なども利用できる総合口座を選ぶのが一般的です。給与振込みや公共料金の決済、クレジットカード決済、各種振込み…、そして日々の現金の出し入れに使う口座です。

この口座を使うときのポイントは、手数料で元金を減らさないこと! 都市銀行の普通預金に100万円を1年間預けた場合の金利は0.02%(2010年9月22日現在)。利息は税引き後で160円。にもかかわらず、ATM利用や振込みのたびに105円、210円、420円……などの手数料を払っていたら、年間数千円になって元本割れ。現在はデフレ傾向なので、物の価値よりもお金の価値のほうが上がっています。元本を目減りさせないことが大事なのです。

各銀行では、残高に応じて、ATM手数料や振込みなどの各種手数料の優遇を行っています。メインバンクの優遇サービスを利用して手数料の節約をしましょう。

ネットバンクで賢く増やす 

ネットバンクとは、ネット専業銀行のジャパンネット銀行、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行のことです。

ネットバンクを、サブバンクとして賢く利用しましょう。メインバンクの使い方のポイントが「元金を減らさないこと」であったのに対し、ネットバンクの使い方のポイントは「賢く元金を増やすこと」。ネットバンクは、ネット専業のためコストも低く抑えられ、その分が金利や手数料に還元されています。

定期預金は都市銀行に比べて金利が高く、振込手数料や為替手数料も割安になっています。日々のお金の出し入れにはメインバンクを使いつつ、定期預金、外貨預金や投資信託、振込み等はネットバンクを利用してみてはいかがでしょうか? また、住信SBIネット銀行とソニー銀行は、金利が低く、使い勝手のいい住宅ローンも取扱っています。

まずは、いつも使っているメインバンクの商品やサービスについて、もう一度見直してみて、都市銀行とは違うネットバンクの商品やサービスも上手に活用してください。
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