メインバンクは元金を目減りさせない使い方を
銀行口座はメインバンクとネットバンクを使い分け
この口座を使うときのポイントは、手数料で元金を減らさないこと! 都市銀行の普通預金に100万円を1年間預けた場合の金利は0.02%(2010年9月22日現在)。利息は税引き後で160円。にもかかわらず、ATM利用や振込みのたびに105円、210円、420円……などの手数料を払っていたら、年間数千円になって元本割れ。現在はデフレ傾向なので、物の価値よりもお金の価値のほうが上がっています。元本を目減りさせないことが大事なのです。
各銀行では、残高に応じて、ATM手数料や振込みなどの各種手数料の優遇を行っています。メインバンクの優遇サービスを利用して手数料の節約をしましょう。
ネットバンクで賢く増やす
ネットバンクとは、ネット専業銀行のジャパンネット銀行、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行のことです。ネットバンクを、サブバンクとして賢く利用しましょう。メインバンクの使い方のポイントが「元金を減らさないこと」であったのに対し、ネットバンクの使い方のポイントは「賢く元金を増やすこと」。ネットバンクは、ネット専業のためコストも低く抑えられ、その分が金利や手数料に還元されています。
定期預金は都市銀行に比べて金利が高く、振込手数料や為替手数料も割安になっています。日々のお金の出し入れにはメインバンクを使いつつ、定期預金、外貨預金や投資信託、振込み等はネットバンクを利用してみてはいかがでしょうか? また、住信SBIネット銀行とソニー銀行は、金利が低く、使い勝手のいい住宅ローンも取扱っています。
まずは、いつも使っているメインバンクの商品やサービスについて、もう一度見直してみて、都市銀行とは違うネットバンクの商品やサービスも上手に活用してください。