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外貨預金と言えば、ソニー銀行

外貨取引に力をいれている銀行の筆頭に挙げられることの多い「ソニー銀行」。為替手数料の安さが目を引きます。資産運用向けネット銀行の魅力を。

執筆者:大寺 由紀子

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ソニー銀行
投資もグローバル化?
外貨取引に力を入れている銀行の筆頭に挙げられることの多い「ソニー銀行」。ドル・ユーロの為替手数料が片道25銭という水準は、今となってはあまりにも有名ですが、サービス開始当初は目を疑いました。キャンペーン価格かと思いきや、通常の手数料がこの水準というのは、さすが個性を追求するネット専業銀行といった感じです。今回は、資産運用向けのネット専業銀行「ソニー銀行」の外貨預金についてお届けします。

ソニー銀行


2000年10月に日本初のネット専業銀行「ジャパンネット銀行」が開業して以来、異業種からの銀行業参入が続きました。ジャパンネット銀行、ソニー銀行、イーバンク銀行、セブン(旧アイワイバンク)銀行。金融取引のネット時代到来を見越して、セブン銀行以外の3行は、ネット専業としての参入でした。大雑把な分類をすると、ジャパンネット銀行とイーバンク銀行はネット決済優先のビジネスモデル、ソニー銀行は資産運用優先のビジネスモデル。

ネット専業各行とも無事、節目の5年間を乗り越え、独自のビジネスモデルも軌道に乗り(2006年3月期の最終損益は、ジャパンネット銀行以外の3行が黒字)、ますます個性化に磨きがかかる一方、手薄だったサービス充実に欲が出始め、各行のビジネスモデル間の垣根も段々低くなっているのが現状です。ネット決済を優先していたジャパンネット銀行とイーバンク銀行ですが、外国為替保証金取引や投資信託等の投資商品の充実を図り、資産運用サービスを優先していたソニー銀行も、モバイル機器対応を開始するなど決済面での利便性をアップ。

ネット専業銀行のサービス充実合戦は続いていますが、外貨預金・投資信託・ローン(カードローン・住宅ローン)等、ネット専業銀行の中では取り扱う金融商品が最も多く、資産運用向けサブバンクとしてのポジションを譲る気配のない(?)ソニー銀行。特に、格安の為替手数料で人気の外貨預金は、大手銀行にも迫る勢いです。

外貨預金 取扱通貨・商品


まずは、取扱通貨。米ドル・ユーロ・英ポンド・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・カナダドル・香港ドル・スイスフランの8通貨を取り扱っており、大手銀行と比べても遜色のない品揃え。取り扱っている外貨預金は、普通預金・定期預金・特約付外貨定期預金。外貨預金ではありませんが、外貨MMF (投資信託)や米ドル決済型キャッシュカード・サービス(海外提携ATMでの現地通貨の引き出し・加盟店でのデビット決済が可能)等、看板サービスなだけに、外貨商品には力が入っています。

各行の外貨預金についてはこちらから。
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