ICチップ入り! |
本人なのに…エラー続出
偽造や不正な読み取りが困難なICチップ搭載のICキャッシュカード。物騒な世の中を反映して、各行が取り扱いを加速しています。
以前、ガイド記事で生体認証ATMの話題を取り上げたとき、生体認証には「指静脈方式」と「手のひら静脈方式」の2方式があり、それぞれの陣営が規格争いをしつつ普及拡大中の旨を記載しました。そう、この2方式、なんと互換性がないのです。利用可能ATMが制限される等の弊害がユーザサイドに起きる可能性があり、利便性が安全性の犠牲になっているという構図。
もともと生体認証機能付きICキャッシュカードは、発行銀行のATM(対応ATMは全店舗に置いてあると謳っているとはいえ、従来の磁気カードの利用可能範囲と比べると利便性は格段にダウン)でしか利用することができませんでしたが、最近では同方式を採用する金融機関同士の相互乗り入れも始まり、少しは使い勝手がアップ?
しかし!!!ガイドは、認証方式の互換性がどうのこうのという前段階で毎回トラブっています。某銀行の生体認証キャッシュカードを勢いにまかせて作成したのはいいのですが、認証手続きに異常に時間がかかる。時間がかかるだけでは済まず、認証できないことすらあるのです。
まるで自己否定されたような嫌な感じ…。何も悪いことをしていないのにATMの前でドキドキするという変な緊張感を誘うこの高性能カード。本当に高性能なの?と突っ込みたくなるような疑い深さ。何度、「私よ、私よ」と言っても、「どうぞ」とATMを使わせてくれないのです。