●資産管理には自作の管理表が必要
資産運用を管理していくために、さまざまな補助簿や管理表、あるいは計算シートを作成していくことになります。自分の目的に適ったものが見つかればそのまま使ってもよろしいのですが、おおかたは「帯に短し、たすきに長し」となってしまうでしょう。自分の使いやすいものを自作するのがベストだということになります。
このシリーズでは、自作のためのヒントとして資産管理のためのフォーマットを取り上げていきます。
今回は持ち株管理表と資金管理表です。。
●持ち株管理表
元本が激しく変動する株式を保有している場合は、長期保有とはいえ、チェックの頻度を高めた方が安心です。そこで保有する株式を管理するフォーマットがあれば便利です。
この表は株式の取得価額とみなし取得費と時価を比較する目的です。たんす株を特定口座に入庫することができるのは、平成16年12月末までです。入庫する際に申し出ないと、一般にはみなし価格で取り扱われてしまうことになります。
たんす株を特定口座に入庫する際には、実際の取得価格、みなし取得価格、名義書換日の価格のいずれかとすることが認められています。
なお、みなし取得価格とは平成13年9月30日以前に取得し引き続き所有していた上場株式等を、平成15年1月1日から平成22年12月31日までの間に譲渡した場合は、平成13年10月1日の終値の80%(みなし取得費)と実際の取得費との有利選択ができることとなっています。
●資金管理表
株式投資においては資金管理が重要です。この表は投下資金残高と買付余力(あといくら購入できるか)との対比を行います。
関連サイト
ネット上の管理ツール:モーニングスター Yahoo!ファイナンス
みなし取得費:平成13年10月1日の終値