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超危険!フリーターの将来設計!(3ページ目)

フリーター人口が10年前と比べると2倍、417万人もいるそうです。確かにフリーターも生き方のひとつ。しかし、フリーターの将来はこんなにシビア! それでもあなた、フリーターでいいの?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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3)結婚~子育ての補助もほとんどない!

 結婚して暮らしていくのも大変です。結婚をするときの両親への挨拶や、結婚式はいくらでもシンプルに乗り越えることができます。しかし生活はそうはいきません。確実に生活費はかさみますから、その分ふたりで稼がなくてはいけません。

 子どもを作ったらもっと大変です。出産前後はどうがんばってもふたりで稼ぐことはできませんし、病院での費用もかかります。でも会社員だと子育てを支援する環境があります。健康保険組合からの各種の給付金に始まって、会社の制度的な支援もあります。育児休業支援制度があれば、しばらく会社を休んで職場復帰することもできます。フリーターでは仕事をいったん辞めざるをえないでしょう。また同じ仕事ができるとは限りません。

 しかも、子どもは20数年にわたってお金がかかる存在でもあります。子どものために数千万円かかると思っていいでしょう。フリーターの稼ぎでそうした負担を捻出していくことができるでしょうか?
(参考→AllAboutJapan「妊娠・出産・子どもの教育 チャネル」


4)住宅を買うときも大変!

 家が欲しいと思ったとき、フリーターではそれもほぼ絶望的です。定職がない場合、銀行等のローンの審査はまず通りません。マジメに働いていても世帯収入が500万円前後では難しいでしょう。

 家なんか欲しくないからずっと賃貸でいいや、という人も入居審査が厳しいですし、年を取るに従って新しい部屋を借りるのは難しくなります。また、死ぬまで家賃を払わなければいけないため、老後も生活費と別に家賃分の収入を確保しなければいけないことになります。仮に10万円の部屋なら20年住めば2,400万円です。

 親の家に住んでいる、あるいは親の家を相続できる当てがないとしたら、住宅問題はフリーターにとって深刻な問題となります。
(参考→AllAboutJapan「住宅・インテリア チャネル」
 
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