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超危険!フリーターの将来設計! part2 フリーターの老後はどうなる?(2ページ目)

フリーター人口が10年前と比べると2倍、417万人もいるそうです。確かにフリーターも生き方のひとつ。しかし、フリーターの将来はこんなにシビア! それでもあなた、フリーターでいいの?

山崎 俊輔

山崎 俊輔

企業年金・401k ガイド

雑誌連載多数の年金ジャーナリストのガイドが今から始める老後資金の貯め方を紹介。

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6)老後の年金もほとんどもらえないかも!

 会社員の場合、国の厚生年金に加入しており、65歳になるとおおむね20数万円の年金がもらえます。これは死ぬまでずっともらえるので、この範囲で暮らせれば仕事をしなくても老後の生活は大丈夫ということになります。

 ところが、フリーターの場合、国民年金しか国の年金はなく、これは月額でわずか7万円弱しかありません。会社員とは大きな違いです。これでもないよりはましなのですが、多くのフリーターは国民年金の保険料を払っていません。保険料を現役時代に払うと年金が将来もらえるのが基本ですから、このまま保険料を払わずにいると毎月の年金額は4~5万円になってしまう場合もありますし、最悪の場合、0円ということになってしまいます。

 おおむね年金受給期間は20年ありますので、もしも年金がゼロということになると国民年金だけで約1,600万円の準備不足ということになってしまうのです。
(参考→AllAboutJapan「年金」


7)老後の資金準備は特に危ない!

 もっともヤバいのは老後の資金準備。普通の会社員だったら、家を買って自分のものにすることで数千万円、預貯金と退職金で数千万円の財産が、60際になる頃には手元に財産として残ります。国の年金で足りない分はこうした財産を取り崩していくことになります。これで老後もなんとかやっていけるわけです。

 ところがフリーターでまともに貯金もしないで、家も買わずに来た人は60歳を過ぎたときにパニックになるかもしれません。なにせお金がないからです。貯金もない、家屋敷もない、国の年金も7万円じゃやっていけませんよね。

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