対策は「差別化」と「貯金」!
35歳の壁を越えるには、自分の「商品価値」を上げるしかない! |
要するに「同じ仕事を頼むなら若い人がいい」ということ。確かにむっとくる話ではありますが、理由が分かれば対策を考えるしかありません。対策を上手に取れなければ、待っているのは「35歳定年」ということになってしまいます。
ここは35歳までは「自分は未熟でも若いので使ってもらえた」と思えるくらいに開き直って、自分の「商品価値」を高めるしかないのではないかと思います。仕事の質(正確性やスピード)を高めたり、プレミアムな仕事をできるように自分を高めていくことが重要です。客観的にはこうした「差別化」は難しいので資格を活用するのもよいでしょう。今すぐ資格を取るのはなかなか大変ですが、35歳までと目標を立てればいくつかの資格は取れるはずです。
しかも自分を他の人と差別化できれば「35歳の壁」を突破するだけでなく、収入をアップすることも可能です。35歳以降も働けたことによる生涯収入アップだけでなく、毎年の収入のベースもアップすることができれば、二重の意味で自分にプラスになるというわけです。これはがんばってチャレンジしてみる価値があります。
そして、もうひとつ、「35歳定年の壁」突破のためのアドバイス。ぜひ、35歳までに貯金をしておいてください。ちょっとの貯金があれば、35歳定年の壁を突破する大きな手助けとなってくる可能性があるからです。たとえばクレジットカードやキャッシングで服を買ったりして毎月の返済に追われ、貯金もなく35歳になったとしたら、数カ月の無職期間も耐えられないでしょう。あわててパートを探して気がつくと見事に「35歳定年」になっているかもしれません。
数カ月分の生活費でもいいので貯金があれば、少しがんばって新しい仕事を探してみる余裕ができます。条件が今ひとつの派遣に妥協せず、いい条件の仕事を探すこともできます。その間に資格を取って35歳の壁を超えられるかもしれません。もちろん、無事35歳の壁を超えたときに残っていた貯金は自分の今後の財産になります。
ちょっとの財産の差で、人生の選択肢をせばめてしまうのでは実にもったいないと思います。そんなことにならないように、今月からでも毎月1万円でも貯金してみてはいかがでしょうか?
これだけ長寿化している世の中で、35歳定年はいかにも早すぎます。ぜひ、がんばって35歳の壁を軽やかに乗り越えていってください!
「女性、派遣、35歳定年」について考える人のために役立つリンク
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