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私は「下流」?「下流社会」のライフプラン(3ページ目)

「下流社会」にどう対応すべきか。今回は具体的な対策方法を考えてみます。マネープランとライフプランの2方向で「下流社会」から脱けだそう!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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「下流社会」に対応するマネープラン3つ

マネープランに関するキーワードは以下の3つです。それぞれ解説してみたいと思います。
・キャリアアップを意識する
・共働きをする
・蓄財と運用を心がける

・キャリアアップを意識する
まずは年収を増やす方法がないか模索することから始めてみてください。実は今は景気が回復基調にあるうえ、団塊世代が定年を迎えた後の人材難に備えるため、転職を考える人に有利な環境です。キャリアアップに最も適しているタイミングといえます。正社員の人は転職して年収を増やせないか、契約社員や派遣社員、アルバイトの人は正社員になるチャンスはないか、どん欲に探してみてほしいと思います。仮に年間50万円の差だったとしても、20年たてば格差は1000万円になります。うまくいけばもっと収入を増やせるかもしれません。同じ仕事なら収入が高いほうがいいはず。あきらめずにがんばってみてください。

・共働きをする
もし結婚を考えているか、すでに結婚をしている人は共働きを前提とした生活を意識するほうがいいでしょう。共働きによる収入の増加が生活の選択肢を大きく変えてくれます。生活水準をあげることもできますし、貯金もしやすくなります。住宅ローンの返済や学費の準備を考えてもかなり有利になります。戦前まで子育てもしながら共働きをするのは当たり前だったとか。ぜひじっくり話し合ってみてください。もちろん、共働きをする限りは家事のシェアも考えていかなければなりません(収入の割合と家事の分担割合をイコールにせずできるだけ夫も家事に参加することが大切です)。

・蓄財と運用を心がける
最後のキーワードは貯金をして増やす習慣をつけることです。20代~30歳代で貯金のない人が増えています。なんと20代の41.0%、30代の28.4%が貯金がまったくないと答えているのです(「家計の金融資産に関する世論調査(平成17年)」金融広報中央委員会)。クレジットやキャッシングなどに頼っている限りは自分自身の財産は貯まりません。自分自身の財産が貯まれば、確実に人生の可能性は広がります。また運用の知識を得られれば、預貯金より効率的にお金を増やすこともできます。ぜひキリギリスを脱皮し、アリになってほしいものです。

→ライフプランから考える脱「下流社会」のキーワードは?次のページへ
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