大きな市場の流れに委ねる
サーフィンの様に波に逆らわない事が |
広瀬:
ムサシさんは、その流れを常に意識しながら投資をされているんですね。
ムサシ:
そうですね。大きな流れの中に入り、その流れにあわせて投資をしていくことが大切です。
流れに乗りながら投資をして、流れに逆らってるかな、と思ったら切り上げますね。
市場の流れの実態とは?
広瀬:
投資の流れですが、具体的に言うと、何を指しているんでしょうか?
ムサシ:
例えば、 1月にはIPOを行わないという、業界の通例のようなものがあり、そのため年末には、駆け込みでIPOが集中します。
すると、資金がIPOに流れていきますから、通常の市場の株価は下がります。
逆に、年が明けた1月にはIPOがないので、資金が市場に流れてきて、株価が上がるんです。
また、4月は、新たに投資信託が設定されたり、年金の資金が市場に流れ込んできますので通常株価は上昇しますね。
もちろん、その時々で例外はありますが、こういった大きな流れは勉強を続けていればわかりますので、やはり勉強するのが一番大切なんですね。
売った後に上がっても悔しくない
広瀬:
例えば、ムサシさんが株を売った直後、その株価が上がっていったら「悔しい」と思ったりはしませんか?
ムサシ:
売った後に株価が上がっても悔しいとは思わないですね。
その株が、引き続き上がると思えば、その流れに乗って、また買えば良いですし。
ただ、昨年の大暴落時期に1日で3000万円損失を出したときは、さすがに落ち込みましたが。
状況の悪いときは、ただひたすら耐えるのみですね。
広瀬:
損失を出しても動じない、精神面での強さも成功の秘訣と言えそうですね。