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スマートフォン定着への道

auとソフトバンクから夏モデルが発表となりました。ソフトバンクからは、スマートフォンX01TとX02HTが発表となっています。

庄司 恒雄

庄司 恒雄

携帯電話・スマートフォン ガイド

PDA・スマートフォンに関わりはじめて10年。PDA黎明期に「PDA-JAPAN」というサイトを立ち上げ、日本におけるPDA普及に努める。サイト閉鎖後、有名ポータルサイトでコンピュータ部門の立ち上げを行う。現在はそこでニュース運用、記事企画、記事執筆活動を担当。

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X01Tは、X01HTタイプで、やや大型な東芝製端末。X02HTは、キーボード搭載のストレートタイプ端末です。
auは、今回のラインナップにはないものの、スマートフォンの準備をしているとコメントしたようです。また、ウィルコムも今週中に、Windows Mobile 6.0搭載端末が発表されそうな状況です。

いよいよWindows Mobile 6.0スマートフォン時代の幕開けです。とはいっても、まだ手にできる端末数は決して多いとはいえません。たしかにWM6以外のスマートフォンもあわせれば、種類は多くなりましたが、最新の端末は数種しかありません。(5/30現在で2機種)
決してユーザーが好きな端末を選べるという状態とはお世辞にもいえません。

現在のスマートフォンは、シムカードによる3G通信(PHS)とOSにWindows Mobileを搭載した端末が主流です。シムカードだけ挿せれば、どのメーカー製の端末でも利用可能なはずですが、キャリアからしか端末が発売されない日本では、残念ながら生産メーカー発売の端末を手にすることはできません。
日本におけるグローバルな新規格や新サービスの端末の立ち上げと拡大に時間がかかる理由は、このあたりにあるともいえます。もちろん、キャリアからの端末リリースでも、キャリアが多種の端末を提供すれば問題はないのですが、現在の規格が主流の日本では、価格やコスト高なスマートフォンは主流端末のような多機種のリリースは難しいでしょう。

現在の日本であれば、1社で多種のスマートフォンのリリースは難しいので、各キャリアからのリリースに期待したいところだったのですが、今回の夏モデルでは、ソフトバンクのみとうことになっています。(ウィルコム発表前)

日本のスマートフォン定着には、年内いっぱいはかかるのかもしれません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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