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最新PDA紹介 最新PDA初見 VGA機編

この秋の新型PDAも出揃ったところで、前回までの「PDAガイド PDA事始め」は、ちょっと一休みを頂き、今回は発表された新型PDAの初見をお送りします。今回は、VGA液晶PDA です。

庄司 恒雄

執筆者:庄司 恒雄

携帯電話・スマートフォンガイド

最新PDA初見 VGA機編

この秋の新型PDAも出揃ったところで、前回までの「PDAガイド PDA事始め」は、ちょっと一休みを頂き、今回は発表された新型PDAの初見をお送りします。
今回は、VGA液晶PDA です。
この二種種は、VGA機ながら、まったくコンセプトの異なる機種となっています。

「iPAQ hx4700」

「iPAQ hx4700」は、4インチ高輝度液晶を採用し、CF、SDIOスロット、無線LAN、Bluetooth搭載して拡張性に優れたPDAとなっています。
大きな特徴であるVGA表示可能な4インチ液晶は、既存のPocket PCのイメージを一新する高輝度と高画質を実現しています。この液晶で表示される画像、動画は、一般の映画などの視聴にも十分に耐えられる品質となっています。

もう一つの特徴は、Pocket PC史上最速ともいわれる高速性です。VGA液晶を搭載しながら、動画再生では、QVGA機最速のデル「Axim X30」を凌ぐ高速性を実現しています。
こうした高速性は、通常のアプリケーションでの操作でも大きな恩恵を与えてくれます。手書きメモの追随性の良さや、アドレスやデータ検索の高速さ、表示の素早さなど、既存のPDA機能も充実させてくれます。

ただ、欠点としては新規に搭載したタッチパッドです。決してコンセプトは悪くないのですが、現時点では操作性が良いとはまだ言い切れません。

「iPAQ hx4700」は、HDDレコーダーやTVキャプチャボードなど録画された動画や音楽、デジカメの画像再生などのマルチプレーヤー的な使い方と、縦横表示を瞬時に切り替え可能な標準機能を活用したPIMやデータ表示といった使い方を中心にした現時点で非常に高いの性能とコンセプトを持つPDAといえます。
また「betaplayer」でのストリーミング再生は、是非体験して欲しい機能です。

betaplayer
http://betaplayer.corecodec.org/

■HP iPAQ hx4700 Pocket PC
価格:69,930円

■仕様
●プロセッサ
インテル PXA270 プロセッサ 624MHz プロセッサ
●オペレーティングシステム
Microsoft Windows Mobile 2003 Second Edition 日本語版
●メモリ
64MB(SDRAM)(46MB使用可能)、128MB Flash ROM(74MB使用可能
●スロット
SDIO NOW!対応SDカードスロット x 1 (SDメモリカードまたはSDIOカードが挿入可) スロット、CF スロット
●同期用デバイス
USB接続 同期用クレードル
●ワイヤレスLAN機能
IEEE 802.11b、Wi-Fi準拠およびBluetooth ワイヤレステクノロジ version1.1

HP iPAQ hx4700 Pocket PC


シャープ 「SL-C3000」

4GB HDDを搭載した話題のギガZaurus「SL-C3000」ですが、現時点では最適化された製品版ではないので、本来の性能は評価できないのですが、内蔵された4GHDDからのデータ読み込みは予想していたよりもスムーズです。
4GBHDD搭載によって、最近人気のHDDプレーヤーのように大量の音楽ファイルや、メールでの大きなサイズの添付ファイルや、データ量の大きいオフィス、動画、デジカメ画像など、メリットは数多くあります。
無線LANやBluetoothを内蔵搭載していない点が惜しまれますが、今回のZaurus「SL-C3000」のコンセプトは、無線LANを利用したシステムではなさそうです。

「SL-C3000」は、4GBのHDDを搭載することで必要なデータは全て持ち歩くといったコンセプトをもったデバイスです。それに対しiPAQは、無線LANを利用したホームネットワークを提唱した端末へと向かっています。
iPAQは、無線LANを利用したストリーミング再生など、より未来的なPDA運用を目指している確かに魅力のあるデバイスですが、一般のユーザーには敷居が高いことも現実です。その点、「SL-C3000」は一般にも浸透し始めているHDDオーディオプレーヤー的な要素である4GBHDDを内蔵することで、より解りやすく日常での使用を目指したPDAとなっています。
言うなれば、iPod+PDAといった使う人にやさしさのコンセプトにより、PIM、オーディオ、動画プレーヤー、マルチメディア辞書といった日常で用途の多い機能に注力しています。そのうえで、今までと同様のCFカードなどでの通信環境を引き継いでいます。
現在までの環境を引き継ぎ、一般にも解りやすい利用を目指しているコンセプトは、ザウルスらしい製品といえるのではないでしょうか。


■HP iPAQ rx3715 Mobile Media Companion
価格:オープン

■仕様
●プロセッサ
IntelR XScale PXA270、416MHz
●オペレーティングシステム
Linux (Lineo uLinux)
●メモリ
フラッシュメモリー16MB / SDRAM 64MB(ワークエリア)
●HDD
約4GB (ユーザーエリア 約3.6GB、出荷時空き容量 約2.9GB)
●スロット
SDカードスロット×1、コンパクトフラッシュ カードスロット(Type)×1

HP iPAQ rx3715 Mobile Media Companion

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