京都の紅葉絶景路線といえば
叡山電車のエースは「きらら」 |
「きらら」車内は窓から紅葉を鑑賞するにふさわしい座席配置だ |
叡山電鉄は、始発の出町柳(京阪本線と接続する)と鞍馬との間にパノラミックな窓と座席を配置した「きらら」という個性的な電車を運転している。2編成あってシーズン中はフル回転で走る。発着時刻はサイトで確認できるが、全車自由席なので早い者勝ち。大変な混雑が予想される。窓を向いた2人掛けのシートが人気だが、座れなくても座席越しに車窓は十分に鑑賞できる。とくに市原~二ノ瀬間は「もみじのトンネル」として名高く、シーズンにはライトアップされる。
一方の嵯峨野観光鉄道は、JR山陰本線が新トンネル建設によって廃止された旧路線を再利用した観光路線だ。廃止するには惜しい景勝路線だけのことはあり、保津峡を行く観光トロッコ列車は訪れた人々の期待を裏切らないピカイチの絶景鑑賞列車だ。列車と舟下りを組み合わせれば、嵯峨野観光を大変充実したものとすることができる。一部をのぞいて指定席で、予約が大変難しい。ツアーを利用するのが得策かもしれない。