鉄道/季節別のおすすめ鉄道旅行

秋におすすめの鉄道旅行(3ページ目)

秋と言えば紅葉。車窓から見える紅葉絶景路線を中心におすすめの路線や列車を紹介しよう。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

東北の紅葉を車窓から眺めるなら

只見線の列車
会津若松で待機する只見線のディーゼルカー
紅葉の名所が多く人気の東北地方。中でもオススメはJR只見線と陸羽東線だ。只見線(会津若松~小出)は、紅葉絶景ランキングでは首位を獲得することの多い有名路線だが、列車本数が大変少なく、スケジュールをしっかりたてて訪れたい。シーズンには臨時列車やSL列車も運行されるので、それを利用して乗車するのも楽しいが、指定席なので計画はお早めに。

陸羽東線の列車
陸羽東線の列車には「奥の臍道」のロゴが取り付けられている
陸羽東線(小牛田~新庄)は、沿線に温泉が多く、「奥の細道ゆけむりライン」の愛称がある。鳴子温泉付近の紅葉が有名で、鳴子峡のトンネルを出て鉄橋を渡る列車の写真が、東北の紅葉観光ポスターとして大々的に宣伝されている。この区間は乗ってしまえば、一瞬のうちにまたトンネルに入ってしまうので実にあっけない。

陸羽東線では観光列車「リゾートみのり」を仙台(または小牛田)から新庄まで運行している。ツアーなどでは仙台(または古川)から鳴子温泉までの利用がほとんどであるが、実は車窓で見ごたえのあるのは、鳴子温泉から先の区間である。できることなら新庄まで山形新幹線で行って、そこで陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉まで行ったほうが感動的だ。この路線は古川で東北新幹線にも接続と、2つの新幹線からアクセスできるので、行きと帰りのルートを変えて乗車すると変化があって楽しめると思う。

またSLばんえつ物語号が走る磐越西線も、喜多方(福島県)から山を越えて阿賀川(新潟県内では阿賀野川)に沿って走るあたりは紅葉が綺麗なので、SL列車からの紅葉という特別の楽しみがある。

<関連サイト>
東北・東日本を鉄道の旅で楽しむ!
京都・鞍馬の紅葉を電車に乗って楽しもう
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