レイアウトエディタについて
では、作成されているレイアウトファイル「main.xml」を開いてみましょう。ADTプラグインには、レイアウトをビジュアルに編集するための専用エディタが内蔵されており、これを使ってXMLファイルが開かれます。
レイアウトエディタ。マウスでビジュアルにデザインできる。 |
レイアウトエディタは、いくつかのエリアから構成されています。ざっとそれぞれの役割と使い方について整理しておきましょう。
・上部の入力項目
このアプリケーションが動作している環境に関する各種の設定が用意されています。使われる言語や地域、各種のデバイスの種類などを特定することができます。
・左側のリスト
「レイアウト」「ビュー」といった項目があり、それぞれにたくさんのアイテムが並んでいます。これらは、このレイアウトで使える部品類です。レイアウトには全体のレイアウトに関係する部品が、ビューにはボタンや入力フィールドなどの具体的な部品類がそれぞれまとめられています。ここから使いたい部品をドラッグ&ドロップして配置し利用することができます。
・中央のデザインエリア
中央に大きく表示されているのが実際にデザインを行う部分です。ここに部品を配置し、マウスで編集します。マウスでクリックして配置された部品を選択し、位置を移動したりできます。
ソースエディタについて
レイアウトエディタの下部には、「レイアウト」「main.xml」といったタブが表示されています。この「main.xml」のほうをクリックすると、表示がレイアウトエディタからソースエディタに切り替わります。
ソースエディタはタグの自動補完機能を備えたXML編集エディタ。 |
ソースエディタは、一見するとただのテキストエディタのように見えますが、非常に強力な機能を備えています。タグや値は色分け表示され、一目で内容が把握できます。またタグなどを記入すると、自動的に利用可能なタグ名などがポップアップして表示し、そこから選ぶだけでタグを入力することができます。
レイアウトエディタは、確かに簡単に画面のデザインを作れて便利ですが、細かな調整などはこちらで行ったほうがはるかに編集しやすいことでしょう。両者をうまく切り替えながら利用してください。
プロパティビューについて
レイアウトエディタで部品を選択すると、その部品に関する各種の設定情報がプロパティビューに表示されます。
これは、縦にプロパティ名が一覧表示され、それぞれの名前の右側にその値が表示されます。プロパティ名を選択し、右側の値をクリックすれば、その値を編集することもできます。
プロパティビューでは、選択した部品のプロパティを編集できる。 |
このプロパティビューを使うことで、細かな設定を調整できます。ソースエディタで記述してもよいのですが、プロパティビューを利用すれば、プロパティの名前や記述場所の書き間違いなどを防ぐことができます。