ビバ・ピアッツァの中でも一押しは、この新コースター「アクア ウィンド」。エンディング近くには(この写真の辺り)にフラッシュ撮影があるのは今や絶叫マシンのお約束 |
温泉で有名な愛知県蒲郡市にあるエンターテインメントやグルメ&ショッピングなどさまざまなスタイルで海と親しむ複合型マリンリゾート「ラグーナ蒲郡」。その中のテーマパーク「ラグナシア」に、新リゾートエリア「ビバ・ピアッツァ」がゴールデンウィーク前の4月24日にオープンしました。
このビバ・ピアッツァオープンのおかげもあり、主催会社の正式発表によれば2002年の開業以来初の1日2万人超の入場者を記録した日もあったいう盛り上がりだそう。それを予測した私としては、GW直後の比較的空いてる時期のご紹介と相成ったわけです。
このカーブの多さにしてはかなりのスピード。レール外に振られる恐怖なども味わえ、侮るとひどい目に遭うかも |
まさにドイツ人気質、計算された恐怖が味わえる?!
ローラーコースターのメーカーといえば、米国が一歩も二歩もリードしているのはご存知のはず。日本国内の絶叫マシンの中にも米国製なら石を投げればあたるほどに多数あります。それなのになぜドイツ製なのか、その答えをラグーナ蒲郡広報の鈴木さんに伺いました。
「中型のコースターでは、迫力やレイアウトの緻密さでもゲルストゥラウァー社製が世界でもトップレベルなんです」と鈴木さん。はーっ、そうなんだあ。
確かにアクア ウィンドは、コンパクトなスペースを天地左右、縦横無尽に小気味良く走り回る半屋内型ミドル級コースター。直線の短さの割りにスピードに乗った走り、レールから上半身すべてがはみ出るほどの傾斜角度、大型では味わえないリピートする浮遊感と、そしてちょっとでも気を抜けばレールを直撃しそうに体が振られる鋭角なカーブの連続などなど。中型の真の迫力って、乗った人だけのものなんです。いえいえ中型コースターの魅力というより、これはゲルストゥラウァー社製の実力か。
ゲルストゥラウァー社製といえば、モール オブ アメリカ(米国ミネソタ州)のスピニングコースター、クロッテン遊園地(ドイツ)のボブスレッドコースター、ボビージャーンランド(ベルギー)のユーロファイター・タイフーンなどにもありますが、このアクア ウィンドは同社の今年のラインナップでも取り上げられている一押しのスグレモノ。というわけで、このゲルストゥラウァー社製コースターは、国内ではここでしか乗れないわけですし、コースター好きならラグナシアへ自ら足を運び、乗らないわけにはいかないわけなんです。