えっ? 実はナクチポックンの本場は釜山?
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海鮮料理はやっぱり釜山が本場! |
ソウル地方では、どちらかと言えば一品料理のような感覚の「ナクチポックン」ですが、実は釜山では名物料理でもあり、食べ方やスタイルがソウルとはちょっと違います。
「釜山風ナクチポックン」は牛骨や煮干しでダシを取ったスープをコチュジャン、コチュカル、ニンニクで味付けします。そこにタコやエビにタマネギやネギ、キャベツなどの野菜のほか、タンミョンと呼ばれる春雨を加えて煮込むのです。ソウルで食べる「ナクチポックン」が厨房で調理されて出される一品料理のに対して、釜山風はテーブルの上で鍋で調理しながら食べる鍋料理スタイル。ここで「釜山風ナクチポックン」の美味しい食べ方をご紹介しましょう!
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韓国ではメインディシュの前に必ず小皿でおかずが出される |
まず最初に出されるのは、韓国の食堂に行ったら「お約束」のパンチャン(おかず)の数々。定番の白菜キムチ、カクテギ(大根キムチ)や青唐辛子、サンチュとニラをごま油とコチュカルで和えた和え物など。
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釜山風ナクチポックンは野菜も豊富に入った鍋料理 |
既に鍋にスープや材料が入れられた状態で運ばれ、テーブルのコンロで煮立てます。煮立ってくるまで蓋は開けずに待ちましょう! グツグツとしてきたらどうぞ召し上がれ! 一見するとスープが真っ赤でとても辛そうに見えますが、ソウルの「ナクチポックン」と比較して砂糖やダシの味で辛さが抑えられているので、食べやすい味付けになっています。
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韓国での鍋料理の中盤にはうどんなど麺類が欠かせない。じっくり煮込んで召し上がれ! |
中盤になったら「お好みトッピング」で好きなものを入れて食べても美味しいですよ! トッピングには、ゆでうどん、ラーメン、ジャガイモ、春雨などから選べます。でも、やっぱり鍋料理と言えば、おすすめはうどんやラーメンですね。
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そして〆は残り汁とご飯を炒め合わせてポックンパプ(炒飯)で決まり! |
そして、韓国で鍋料理と言えば、最後は残った汁とご飯を炒め合せて「ポックンパプ(炒飯)」にして食べることが定番。ここまで食べればお腹もかなり一杯になります。
次のページでは、美味しい海鮮料理が食べられるお店をご紹介しましょう!