韓国/韓国関連情報

最近増えている外国での施術について考えてみました 韓国での美容整形にご用心(2ページ目)

美容整形はプラス面も多いですが、その反面手術ミスなど危険をはらんでいるのも事実です。まして海外での手術には問題がいっぱい。韓国で整形を考える前に必ず読んでね。

執筆者:河村 裕美

1 「美人」は共通語!?

韓国の美人は確かに日本人の目から見てもきれいですが、それぞれのパーツについて、はたして自分が思っている『美しさ』と韓国人の考えているものが同じなのかというと、実はちょっと違うのでは?と思うのです。日本ではぱっちりした目が割合好まれるのに比べて韓国ではきりっとした切れ長の目が好まれます。口元は日本では薄い唇が好まれる傾向にあるそうですが、韓国ではセクシーな肉厚のある口元が好まれます。打ち合わせのときは、言葉だけでなく必ず整形後の顔をビジュアルで確認する必要があります。言葉で「きれいな二重」、「美しいライン」のような抽象的な言葉は使わず、「目の二重のラインを○○cm」のように具体的に手術の内容を確認してください。もし、気になることがあれば必ず質問し、納得してから施術をしましょう。

2 手術ミス!?旅行保険は?

あってはならないことですが、手術にはミスがあるかもしれません。レーザーで皮膚がケロイド状になってしまったり、顔がひきつれてしまったりということも考えられます。もし、前述のように顔や体に傷ができてしまった場合、旅行前にかけていった旅行保険は適用になるのでしょうか?そこで、海外旅行保険の大手「損保ジャパン」にお話をうかがいました。
『美容整形手術の医者のミスによる傷害は、保険でうたわれている「急激かつ偶然な外来の事故」事故による傷害との認定はできません。「急激かつ偶然な外来の事故」とは、歩いていて予期せず落下物にぶつかったり、転んだりするような事例をさします。したがって、美容整形により傷が残ってしまったとしても保険金の支払いを受けることができません。』
つまり、ミスをした医者もしくは病院に対して、損害賠償の請求を自分で行うことになってしまいます。

☆今回お話をいただいた損保ジャパンの新・海外旅行保険【off!】のページ
「損保ジャパン」新・海外旅行保険【off!】

3 韓国での裁判

万一医療ミスが起こってしまった場合、あなたはどうしますか?他の医者に治療をしてもらうにしろお金が掛かります。損害賠償請求をしなくてはならないのですが、韓国の法律にのっとって、韓国の裁判所に訴えることになります。日本でも同様の事故が起こりますが、やはりそれは自分の国なので言葉も習慣の違いもありません。韓国で弁護士と通訳を雇い、そのたびに韓国に行って打ち合わせなくてはなりません。時間も労力もお金も掛かり、ほとほと心身ともに疲れてしまう可能性があることを頭に入れて置いてください。

4 アフターケアは大丈夫!?
手術をした後は、目などははれてしまって1~2週間は手術の本当の結果を見ることができません。もし、そのときに思ったのと違ったり、元に戻ってしまったりということがおこった場合のアフターケアはどこでしますか?短い旅行期間で手術を行った場合、体を休める間もなく日本に戻らなくてはなりません。日本に戻って不具合がおきたときにすぐに対処することができません。手術前には、必ず日本に戻ってからアフターケアの提携している病院があるかどうか尋ねてくださいね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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