ずばりお聞きします!あなたは旅の恥はかきすてって思ってませんか?
韓国旅行はいまやハワイをぬて1位の人気スポットです。韓国観光公社の発表では、韓国観光に訪れる人のほぼ半分を日本人が占めているとのことです。
韓国人と日本人は風貌も似ており、明洞を歩いていると日本にいるかのような錯覚を起こすこともあります。日本人観光客が増えて日本文化を見直す動きが韓国国内にもでてきています。だけど、ちょっと待って。そうはいってもやっぱり韓国は外国です。文化も言葉も違う別の国なんです。そこで、今回は韓国人に聞いた「日本人のここがヘン!」を集めてみました。
【ケース1】女性のタバコ
日本人の女の子が道で歩きタバコをしているのを見るとタバコをはたき捨てたくなるんだよ。ふつうの良識ある韓国人女性は歩きタバコなんてぜったいしないよ。(東大門市場 ドゥサンタワー 男性店員)
一昔前まで日本でも女性は人前でタバコを吸うのはちょっとという風潮がありましたよね。今でもあまり公衆の面前でおおっぴらに吸っているというのは抵抗があるという人も多いのでは。韓国でも同様、外ですぱすぱすっている姿は非常に抵抗があるようです。また、目上の人を敬う韓国では、自分より年が上の人の前ではタバコを吸うのは失礼にあたります。喫煙は喫煙所で。気をつけて、周囲は煙ったい目で見ていますよ!
【ケース2】道端に座り込み
修学旅行できたのかしら、生徒が見せの前で座り込んで飲み物を飲んでべちゃべちゃと話していることがある。店の前だからじゃまだし、なんで引率の教師は注意しないのかな?(明洞 女子学生)
最近日本でも駅に座り込んで話していたり、電車の中で床にべったっと座っている生徒をよく見かけますね。これも韓国では抵抗があるようです(日本でも問題になっていますね)。修学旅行に限らず、道端に座り込んだりするのはやめましょうね。それに、修学旅行前に生徒に外国旅行のマナーを徹底させる必要がありますね。往来の邪魔になったり、場所によってはトラブルになりかねません。
【ケース3】値切りのマナー
買い物の時、値切るのはいいが、いきなり入って来て値段を聞く。そして、たいして商品を見ないで値切る。さんざん値切られこちらも下げたのに結局買わないで無言で店を出て行った。
韓国では値切りは当たり前。日本人はこの風習をふっかけられていると誤解している人が多いようです。値切りはいわば店員と客のコミュニケーションの場です。短い時間で人間関係を作り、売り手は最大限に商品を売り込み、買い手はその商品をよく見、そして予算に合わせるために値切りをしていると思うんです。だから、ぜひ買い物のときは時間も気持ちも余裕を持って「値切り」にチャレンジしてください。いちいち値切るのが面倒くさい!という人は、デパートで買い物をすることをおすすめします。それから、値切っても予算に合わなかったりであきらめるときは、無言ででていかないで、「ありがとう、でもお金が足らないからごめんね」などと店員さんに声をかけてあげましょう。人情家多い韓国です。もしかしたら、もうちょっとお勉強してくれるかも!
【ケース4】目上の人を大切に
地下鉄でお年寄りが乗ってきても日本人は席を譲らないね。(新村 男性)
韓国は儒教の国。目上の人を大切にします。自分の親を紹介するときに、日本では「私の父が申しております。」という謙譲の表現をしますが、韓国では「私のお父様がおっしゃっていらっしゃいます」と身内に尊敬語を用います。地下鉄でもよく見てみると、お年寄りが電車に乗り込んでくると若い人が無言でさっと席を立つ光景を目にします。最近ソウルでは席を立たない人が増えてきたということですが、地方に行くとこの光景はほんとうに日常茶飯事に目に入ってきます。また、地方で大きな荷物を持って乗り込んで席がなく立っていると座っている人が何も言わず荷物を持ってくれることがあります。ちょっとどっきりするかもしれませんが、これも韓国ならではの風習です。ここはお願いして荷物を持ってもらいましょう。
いかがですか?日本の感覚だといいことも外国ではNGということがありますよね。こういった知らず知らずにしてしまったNGが心のすれ違いを生んでしまうことがあります。最悪では犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。外国旅行では訪問する国の文化に直接触れる機会ですし、日本と違った魅力がたくさんあります。韓国旅行をするときはぜひ、ご紹介したケースを参考にスマートなツーリストになりましょうね!
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